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*3ー5 ページ26

said エース1

彼女を知ったのは警察学校の入学式だった
首席だという彼女は日本人離れした顔つきで美人と言うのに相応しい女だった

学校に馴染む頃にはそこに気遣いができる、器用が追加され
さらに、降谷達の幼馴染ともついた

そんな面白そうな彼女に俺と萩原が興味を持ったのは言わずともわかるだろう
しかし、降谷は頑なに俺たちを合わせてくれなかった
というか、全力で俺たちを彼女から遠ざけた
諸伏に何故そこまで合わせてくれないのか、と聞くと苦笑いをして答えられる
降谷は彼女に惚れている、と

そのあと、全力で弄って殴られたのはいうまでもない

そんな日々を過ごしていた
そして、今年は祝日が被り4連休になった
俺たち5人はどこかへ出かけようという話になって隣町の米花町にきた
目的地は新しいガンゲームがあると言うゲームセンターだ

しばらく遊び、何回か逆ナンされながらもぶらぶらとウロついていると
不意に諸伏が言った

「ああ、ここら辺懐かしいなぁ」
「ん?諸伏ん家ここら辺なの?」
「いや?俺じゃなくてAの…あっ」

萩原の答えに素直に答えた諸伏がしまった、という顔をする
たしかに個人情報の流出は叱るべきだが、それ以上にいいことを聞いた
萩原と顔を合わせニヤリと笑う

幸いここらへんは芝生が多い
しかも昨日は雨だった

迷うことなく萩原と2人で降谷の背中に泥を投げつけた
ここからの展開は…言うまでもないだろう



案の定泥まみれになった俺たちはこのままだと電車に乗れない
仕方なく彼女の家に行くことになった、と言うことになった
実際は俺と萩原の策略である

彼女の家はとてつもなくでかかった
どこかの教会を思わせる作りの家で降谷が言うには一人暮らしらしい

降谷がチャイムを押すと数秒後に扉が開いた
無防備すぎるなと思いつつも、視線をあげる
そこには真っ黒なワンピースに白いエプロンをしている彼女がいた

どこかのシスターみたいだ
降谷が話していると、彼女は俺たちを見て呆れた母親のような笑顔で俺たちを中に入れた

俺が言うのもなんだが無防備すぎやしないか?

因みに風呂の後の夕食はめっちゃうまかった

*3ー6→←*3ー4



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al8056(プロフ) - この世界ではの話でネグリジュじゃなくてネグリジェだも思います! (2020年6月3日 0時) (レス) id: bd89f0112b (このIDを非表示/違反報告)
くるクラ(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます!頑張って更新します!! (2019年5月21日 18時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 初コメント失礼します!この作品がすごく面白くて更新楽しみにしてます!応援してます! (2019年5月21日 8時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
くるクラ(プロフ) - 白桜姫さん» ありがとうございます! (2019年5月21日 7時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - あなたが神か?最高! (2019年5月20日 0時) (レス) id: b2ef42075e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるクラ | 作成日時:2019年5月19日 20時

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