【ヒロアカ×刀剣乱舞】轟家の失敗作少女の個性は"刀剣乱舞" (ページ30)

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第27話ページ30

焦凍side

バキバキバキ

マイク《「何う今の…おまえのクラス何なの…」》

相澤《「散々冷やされた空気が瞬間的に熱され膨張したんだ。」》

マイク《「それでこの爆風て、どんだけ高熱だよ！！ったくなんも見えねーー。

オイ、これ勝負はどうなって…」》

緑谷は場外に飛ばされていたが、その後ろには硝子の様に透明な氷壁があった。

その氷壁のおかげで、客席に瓦礫がひとつも行かなかった。

その氷壁は通路にいた霧氷さんが作っていた。

霧氷さんは氷壁を消して、通路を奥に消えていった。

ミッド「緑谷くん……場外。轟くん──3回戦進出！！」

俺はステージを後にして、通路を歩いた。

エン「邪魔だ。とは、言わんのか。」

…目の前には親父。

エン「炎熱(ひだり)の操作(コントロール)…ベタ踏みでまだまだ危なっかしいもんだが、子どもじみた駄々を捨ててようやくお前は、完璧な“俺の上位互換”となった！

卒業後は俺の元へ来い！！俺が覇道を歩ませてやる！」

焦凍「捨てられるわけねえだろう。

そんな簡単に覆るわけねえよ。

ただ、あの時あの一瞬はお前を忘れた。

それが良いのか悪ぃのか正しいことなのか…少し…考える。」

俺は親父の隣を通り過ぎて、外に出た。

左側を使って、上がった体温を冷やすために。

辺りを見渡すと、近くのベンチに座っている頭の布を外している霧氷さんの姿を見つけた。

焦凍「さっきはありがとうございました。」

『別に。敬語じゃなくていいし。仕事だ。礼は言われる筋合いは無い。』

焦凍「隣座ってもいいか？」

霧氷さんは無言で頷いた。

俺は霧氷さんの隣に座った。

焦凍「霧氷さんは＿＿」

『霧氷さんってやめて、霧氷でいい。』

焦凍「霧氷はなんで時の政府に入ったんだ。」

『自分を変えたかった。家族さえ守れなかった自分を……』

「主様！」

きつねが物陰から現れて、喋った。

喋った！？

『こんのすけ。』

こんのすけと呼ばれたきつねは霧氷の肩に乗って、何かを話していた。

『そうか。分かった。』

霧氷は立ち上がって、頭に布をかけた。

『また後でな。轟焦凍。』

霧氷はどこかに行ってしまった。

そろそろ席に戻るか。

そう思い、俺は観客席に戻った。

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作者の竜胆です。

刀剣乱舞のこのキャラを出して欲しい。とか、刀剣乱舞のこのキャラとヒロアカのこのキャラの絡みを入れて欲しいとかのリクエストがお願いします！

あと、方言組の言葉が迷子になる可能性があります