結界 ページ44
リムルside
俺達がA達の所に着いた時、既に「奴」はそこにいた
Aが俺達を見て安心したかのような顔をした瞬間、「奴」が蒼の額に手を触れ、蒼が倒れた
精霊を失った事により、身体の崩壊が急激に進んだのだろう
俺が「奴」の腹を1発殴ってやろうと思って足を踏み出したが
バチッと放電するような音がして跳ね返された
クソッ、結界のようなものを作ったか
俺達が手を出せないように細工をしたのだろう
「リムル様」
『あぁ、分かってるよ』
俺は結界に手を触れた
バチバチと跳ね返そうとしてくる
《ユニークスキル 「暴食者(グラトニー)」を使用しますか?
YES/NO》
『YES』
バチッ
·····
『やっぱり無理か』
スキルが使いずらくなっているからか威力が弱くなっている
《続いて、エクストラ·····ス·····キル···············を使·····》
ブチッ
大賢者も使えなくなったか
さて、どうするか·····
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
Aside
差し出された黒い塊を私は見つめた
『·····てやる』
「ん?どうしたの?A」
『殺してやる!!』
私は少年の腕を掴み、断絶破壊を発動させようとしたがスキルを使うことが出来ない
少年は1歩飛び退いた
「分かった!鬼ごっこだね?懐かしいなぁ
昔よく2人で遊んだよね この中だけ魔法を使えるようにしてあげるよ」
魔法とはスキルの事だろう
どこか言葉の節々に子供っぽい単語が含まれている
私はもう一度少年を掴もうと飛びかかる
彼は避けながらそのまま言葉を続けた
「ごめんねぇ A、いきなりいなくなっちゃって、気がついたら母さんとこっちの世界にいてさぁ」
その言葉を聞いた時、私は攻撃の手を止めた
214人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スラ - 蒼に対して偽名を使ったのは何故ですか?本名を名乗らない理由がよくわからないんですが (2020年9月13日 2時) (レス) id: 54bfaaff74 (このIDを非表示/違反報告)
黎夜 - お兄様と名前が同じでビクッたww (2020年1月25日 18時) (レス) id: a6c25ee586 (このIDを非表示/違反報告)
セイ - セイです!!なるほど いきなり変えるのはよくないと思うのでゆっくり告知してから変えようかと思います!!コメントありがとうございます! (2019年5月23日 23時) (レス) id: 5f3411afe8 (このIDを非表示/違反報告)
ロビン - これタイトル魔物ってなってるけど魔人じゃね (2019年5月22日 15時) (レス) id: 955356ab25 (このIDを非表示/違反報告)
ロビン - この展開は読めなかった…ww (2019年5月14日 17時) (レス) id: 955356ab25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セイ | 作成日時:2019年4月26日 19時