182話 ページ5
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サ「うはっ！見ろよ
天然のフライパンだぜ ここらの岩は!!」
さっきのトカゲは美味しそうな、見事にジューシーっぽいお肉になっていた。
すまねェ…、これぞ弱肉強食…。
でもトカゲがめちゃくちゃ大きかったおかげで、皆十分に腹ごしらえができた。
ゾ「ーーで…何なんだ このラクダは…」
ゾロの視線の先にはいつの間にやら、私達の輪の中にいた、まんまラクダ。
それに対し、ルフィが肉をバクバク食べながら答える。
ル「さァ…さっきの鳥を追ってたらよ あいつら逃げやがって
そしたら前からコイツがトカゲに追われて走ってきたんで とりあえずおれも走ったんだ」
ふーん。
しかしまあ、絶妙な顔をしてるな。
やる気がなさそうなラクダだ…。
まァここで、このラクダに乗っていけば楽なのでは、という結論に達したからルフィがそのラクダに乗ろうとした。
けど…
ラクダ「ヴオオヴオ!!」
と鳴きながら、ルフィの頭をかじる。
A「こいつは何て言ってるんだ？チョッパー」
そう言うと、チョッパーはラクダと向き合い、「そうなのか…！」などと言ってから、私達の方を見る。
チ「『おれは通りすがりのヤサラクダ 危ねェところを助けてくれてありがとう
乗っけてやってもいいが…おれは男は乗せねェ派だ』って言ってる」
A「そうか」
そう言って、私はラクダに乗ろうとした。
しかし、振り落とされた。
何でだよ…!!
皆に笑われた気がしたので、何となく睨みを効かせると、一瞬にして静かになり、男は乗せないというラクダに不満が殺到する。
そこに魔性の女、ナミがラクダの前に現れる。
ナ「ごめんね ウチの盗賊達がひどいことして
いいコじゃない♡
キミ何て呼んだらいい？」
ル「アホ」
サ「ボケ」
ウ「タコ」
A「ラクダ」
ナ「じゃ"マツゲ"ってことで」
何じゃそりゃ。
そしてチャッカリ乗ってやがるし。
ナ「ビビ！乗って！」
ビ「ううん 大丈夫 私はまだ歩けるわ」
ナ「いいから
これで少しは早く"ユバ"へ着けそう」
ナ「それ行けっマツゲッ!!!」
その掛け声と共に、ナミとビビが乗っているラクダが走り出す。
「「「ちょっと待てーーーーーっ!!!!」」」
A「おいおい…」
どんどん遠くになっていく二人と一匹に私は呆れることしか出来なかった。
その日はそれから、ラクダを必死に追いかけるハメになったとさ。
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キイラ(プロフ) - 八雲さん» 返信遅くなり、申し訳ありません！私もお気に入りの主人公ちゃんなので、またどうか見守ってあげてくださいませ…！更新頑張らせていただきます！！！ (2018年5月29日 13時) (
レス) id: 5d9384d76e (このIDを非表示/違反報告)
八雲(プロフ) - part１からみてきました！黒髪ショート、男口調、殴る蹴るで戦う・・・めっちゃ私好みの小説なんで更新頑張ってくださいね！ (2018年1月23日 18時) (レス) id: 156f742ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キイラ | 作成日時：2017年5月27日 10時
