95話 ページ46
*茅野Side*
先生は郡司さんのケガしたところを掴む
柊≪うっ!≫
郡司≪うぅ……あぁ!≫
力が緩んだところで郡司さんを床に払いのけた。
そして、距離を取る。
郡司≪お前らは間違ってる。何を企んでいようが、これは立派な犯罪だ!!≫
柊≪分かってますよ!それでもやらなきゃいけないんです!そのために俺とAは、この命を懸けたんだ!≫
西崎「止めてくれてよかった……あんなになるまで闘ってる先生の思い……
ちゃんと知ってからじゃないと…俺、きっとまた後悔してた」
堀部「うん」
みんなが目に涙を浮かべていた。
先生が命を懸けて私たちのためにしてくれている授業。
C組のAまで、自分たちのために命を懸けてくれている。
先生が走って行って郡司さんに蹴りを入れた。
そこから、先生と郡司さんの攻防が始まる。
Aはというと、今にも飛び出していきたくてウズウズしていた。
体を揺らしながら体を前のめりにして。
すると、先生が苦しみだした。
柊≪あっ…≫
郡司≪ボロボロなんじゃねぇのか?≫
柊≪まだ退くわけにはいかないんで≫
殴りかかり、それを避けられたところで、先生は壁にもたれかかった。
準備室でも、みんなが先生を心配していた。
郡司さんが先生に近寄ろうとした瞬間。
藤枝≪近寄らせない≫
郡司≪お前…そこを退くんだ≫
藤枝≪一颯は、私が守るんだ!!≫
Aが郡司さんに殴りかかる。
無駄のないキレのある動きに郡司さんは防御することしかできない。
Aの右手を避けた郡司さんのケガしている足をAは蹴った。
よろけた郡司さんと先生の間に立つA。
準備室では石倉君が「俺も先生を守る」と言ってハッチに行こうとしたが、甲斐君たちに止められていた。
Aが肩で息をしている。
本当はしんどいのかもしれない。でも、何度も何度も郡司さんと闘う。
攻防戦が続いたが、先に限界が来たのはAだった。
藤枝≪うぅ……こんなときにっ、いった…≫
郡司≪すまない≫
藤枝≪っ!……ゴホッゴホッ≫
郡司さんに殴り飛ばされたA。
よろよろと立ち上がったと思えば、咳き込み…指の間から血をポタポタと垂らした。
柊≪A…っ≫
諏訪「A!A!!…ちょっと離しなさいよ!じっとしてられないでしょ!」
諏訪さんがハッチに行こうとしたのを須永君や水越さんが止めに入った。
私達は今、勝ちを祈ることしかできない。
*茅野Side end*
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唯颯(プロフ) - ハナさん» 大丈夫です (2021年1月13日 4時) (レス) id: f647fc3f6b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 質問大丈夫ですか? (2021年1月10日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
唯颯(プロフ) - スライムさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年1月28日 23時) (レス) id: a45fde35bc (このIDを非表示/違反報告)
スライム(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2020年1月28日 23時) (レス) id: 028b55ef6b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 楽しみです!!!\(//∇//)\ (2020年1月28日 22時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯颯 | 作成日時:2020年1月20日 23時