九話 ページ10
『まぁとりあえず詳しい話はご飯食べてからにしましょう』
コネシマさんもお腹減ってるだろうしと見やれば
期待した目でこちらを見ている
買ってきた食材類をしまい
厨房に立つ、今日の献立は鮭の塩焼きと卵焼き
それとお味噌汁に白米とほうれん草の胡麻和え。
the和食である。
正直口に合うかはわからないが食べてもらわねば始まらない
慣れた手つき七人分の料理を作り上げていく
配膳はトントンさんやコネシマさんが手伝ってくれたお陰で
すぐに料理は食卓に並んだ。
この何人用だよってテーブルと椅子が役に立つ日が来るとは…
『はいできましたよ。どうぞ召し上がってください』
皆料理をみつめ不思議そうにしている
しかししばらく見ていればゆっくりとロボロさんが料理を口に運ぶ。
rb「…」
皆その様子をじっと見ていた、途端ロボロさんの動きが止まる
やはり日本食は合わなかったのだろうか。
心配したのかコネシマさんが近くによる
kn「…おい、ロボロだいじy((rb「うっま!!何これ!!??」
不安は鼓膜と共に吹き飛んだ。
耳を押さえながらも彼をみれば
モグモグと口に料理を運び頬張る姿はリスを彷彿とさせる。
それを見た他の人も口に運び始める
食べた瞬間各々叫び始め少しやかましい。
ただの和食で大袈裟だなぁ…
そんなに元の世界のご飯は美味しくなかったのだろうか?
ut「うわ、ほんまや…このスープめっちゃ美味しい…」
kn「シャケってこんな美味なるもんやったんか!!?」
sha「…うま、この黄色い巻かれたやつ甘くて美味い…」
箸の扱いを見るに使ったことはあるのだろう
少しぎこちないが、問題なく使えてるところを見れば
向こうの世界にも似た文化があったようだ
gr「ふむ、この白いもちもちとした食べ物はなんだ?」
『白米です』
kn「白米ってあの茶色いよおわからん硬い食いもんか?」
思わず絶句した
炊かないどころか精米すらしていない様子だ
向こうの世界の食文化が気になって考えていると
後ろから肩を叩かれる。
zm「なぁなぁ、これもーないん?」
どうやら全て平らげたようだ
綺麗に完食された皿を持っている
『お代わりですね、どれくらい食べます?』
そう聞けばしばらくうーんと考え込んだ後
zm「多分ここの全員分くらいは食べれるで?」
Oh…MAJIKA…
成人男性だから少し多めに盛ったつもりだったが
ゾムさんはどうやらよく食べる人のようだ
とりあえず家にあるおかずとお米を持ってこようとした時
少し期待した目をするロボロさんとトントンさんを私は見てしまった
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樹乃(プロフ) - ップァ…イケメン…文章力が高いのは勿論の事、その上絵も上手いだなんて…天は二物を与えないんじゃないんですか!?羨ましい… (11月20日 6時) (レス) @page13 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫 - ヤバイ……何回かシニかけた………そして、画力をくだせぇ (11月12日 13時) (レス) @page24 id: d327bd77f6 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - ut先生のイラスト多い......!!!!!!!!!!!そして全部尊いぃぃ......!!!!!!!!! (8月12日 21時) (レス) @page41 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
おー! - 返信ありがとうございます!他の作品どんなのかなーと思って見に行ったらなんと!その作品も読ませてもらってました✨そっちの方も神です!亀更新でも大丈夫なので(何様?)頑張ってください!! (7月17日 15時) (レス) @page38 id: 79b164e8e1 (このIDを非表示/違反報告)
絡繰り(プロフ) - おー!さん» ありがとうございます😭💕ファンの方嬉しいです..!!コメントもものすごく励みになります✨他の作品は一応ありますが亀更新です(殺.してください) (7月15日 6時) (レス) id: b6c9d54abb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絡繰り | 作成日時:2022年2月10日 1時