三十一話☆ ページ33
『じゃあ皆さんはこのサンドイッチを運んできてください』
rb「あれ、Aちゃんは一緒に食べへんの?」
『もう一個作りたい物があるから先に食べてていいよ』
サンドイッチと言えばフルーツサンド、
甘いものが好きなグルッペンさん達が喜びそうだ
ut「なぁAちゃん、僕もなんか手伝おか?」
こてん、と首をかしげ優しい笑みでこちらに聞いてくる
並の女性はこの顔をされた途端落ちるんじゃないか?
『ありがとうございます、是非お願いします』
かくいう私も綺麗な顔と声に強い訳でもないので
心を無にしながら材料を調理台に並べている
ut「これ苺、やんな?
僕が知ってるもんより色鮮やかで綺麗やけどね」
『うん、苺で合ってるよ。好物?』
ut「ん〜..僕な、苺食べられへんねん」
『苦手な食べ物?』
ut「苦手って言うより...体とかに赤い湿疹が出るんよ」
『それ..って..アレルギーじゃ...』
思わずさあーっと血の気が引く
今、鬱くんは苺を片手に笑みを浮かべているが
アレルギーであれば触っているだけでも症状が出る場合がある
『鬱くん、苺から手を離して体に異常がないか確認して』
ut「??、あ、うん」
苺を皿に戻し腕や足、呼吸に異常がないか確認する
すぐに手から離したのが良かったのか特に症状は出ていないようだ
『他に体に異常が出た食べ物はあった?』
ut「えーと...桃とか林檎とかやったかなぁ」
その3つに共通するものは果物、それも全てバラ科だ。
『バラの花に近づいた時も体に異常が出た?』
ut「あれ、そのことAちゃんに言うたっけ?」
ビンゴだ。
『おっけー了解、とりあえず鬱くんは苺には触れない事。
やり方教えるからホイップクリーム作ってもらっていい?』
ut「よおわからんけど任せな..!!」
意気揚々と腕をまくるのでホイップクリームは任せよう
その間に私は果物を切る。
−−10分後−−
ut「もぉあかん..腕いたぁい..(半泣き泣)」
意外にも貧弱だった(失礼)
『ごめんね、ミキサーあったの忘れてた』
ut「そんなんあったなら先に言うてやぁ!!!(泣)」
あっ泣いた..()
先程のスマートさはどこへやら..
しかし泣きべそをかきながらも手際よく混ぜている所を見れば
料理経験者なのだろうか?
そんなこんなでフルーツサンド完成
種類は苺とバナナ、キウイとみかん!
これなら鬱くんも食べれるよね
『手伝ってくれてありがとう、みんなにデザート持っていこ』
ut「おっけー!」
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樹乃(プロフ) - ｯﾌﾟｧ…イケメン…文章力が高いのは勿論の事、その上絵も上手いだなんて…天は二物を与えないんじゃないんですか！？羨ましい… (11月20日 6時) (
レス) @page13 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫 - ﾔﾊﾞｲ……何回かｼﾆかけた………そして、画力をくだせぇ (11月12日 13時) (レス) @page24 id: d327bd77f6 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - ut先生のイラスト多い......!!!!!!!!!!!そして全部尊いぃぃ......!!!!!!!!! (8月12日 21時) (レス) @page41 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
おー！ - 返信ありがとうございます！他の作品どんなのかなーと思って見に行ったらなんと！その作品も読ませてもらってました✨そっちの方も神です！亀更新でも大丈夫なので（何様？）頑張ってください！！ (7月17日 15時) (レス) @page38 id: 79b164e8e1 (このIDを非表示/違反報告)
絡繰り(プロフ) - おー！さん» ありがとうございます😭💕ファンの方嬉しいです..!!コメントもものすごく励みになります✨他の作品は一応ありますが亀更新です(殺.してください) (7月15日 6時) (レス) id: b6c9d54abb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絡繰り | 作成日時：2022年2月10日 1時
