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( ぶれない。 ) ページ36
西川 side
( もしもしっ！ )
「え、あ、もしもし！」
( 遥輝さん！今、神宮試合終わりました！)
「え、うん！お疲れ様！( あれ、なんの報告やろ？ )」
( だから、今から西武ドーム行きます！)
「え？今からっ？」
( はい！もう、何も考えません。まっすぐ、私らしくぶつかります！)
「……ははっ、そっか笑
わかった、裏に顔出して、チケット用意しとくわ笑」
( はいっ！ありがとうございます！)
幸いにも神宮はデーゲーム。
うちはナイター。
始まるのには間に合わなくても、終わるのには必ず間に合うやろう。
「…俺たちは、いつもAちゃんのこと応援してるで、」
( はい、
遥輝さん、試合がんばってください。)
「ん、ありがとう。」
試合も小一時間すれば始まるし、チケットを抑えて、練習に戻る。
ふ、と卓さんが目に入って、
やはり、Aちゃんらしい決断だ、と
AちゃんはどこまでいってもAちゃんや、と笑みがこぼれた。
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作者名：璃央 | 作成日時：2017年8月13日 16時
