【刀剣乱舞】独り消え逝く運命なら【勘違い成り代わり】

卍心の鍵四十六個目卍 ページ47

主様が迎えに来るまで皆それぞれのお小遣いで好きなものを頼んで食べてました、甘いもの皆と一口づつ交換していろんな種類食べられて幸せですまる


主｢...お前ら、楽しそうだな?｣


蛍｢遅かったね、準備OK?｣


主｢あぁ、行こうか｣


いよいよ演練開始のようで代金を支払い、主様についていく
道中変わらずチラチラと視線を向けられるが気にしない、一々気にしてたらストレスで胃に穴があく


主｢初戦はここ、昼戦の設備で戦うことになった｣


｢夜戦設備とかもあるの?｣


主｢あぁ、色々な対戦を想定して準備されてる｣


室内戦などもあるそうで、正しく練習なんだなと思った
本番と大差ない、練習


心｢やーやー、さっきぶりー｣


遠くの方、コートで例えるなら敵陣営の方からさっき聞いた声が響いてくる
声の主はこちらに向かってゆるゆると手を振っていた、気の抜けたような表情をしていると思った瞬間ににやりと...背筋に寒気が走る笑みで言葉を続けた


心｢初戦だからって甘やかす気は無いから｣


それは僕達に向けられたのか...僕に向けられたのか


｢...そんなの、はなから望んでない｣


僕は早く戦に出て皆の役に立ちたいからここに来てる、周りに手加減され甘やかされなんて望んでない

心響の引き連れている部隊は蜂須賀虎徹を隊長に、小夜左文字、堀川国広、和泉守兼定、獅子王と...静形薙刀
薙刀か...正直戦ったことがない為少し苦手意識はある、あの洞窟で僕が戦った舞台に居なかったし
大振りな攻撃が特徴だろうが、そうと決めつけて突っ込むのも違う気がする
向こうは戦い抜いているし、そういった時の対策ぐらい用意しているだろう


主｢演練だから負けていいと言う訳じゃないが絶対に勝つ必要は無い、何か一つでも身に付けることが目的だからな｣


山｢毎度言わなくても分かっている、白魔も理解しているだろう｣


｢うん、安心して...無理して突っ込む気も無様にされるがままになる気もないから｣


自分の実力の範囲内で出来ることをし盗める技術は盗む、切国に事前に色々と教えてもらってるんだ


｢僕は今回自分がどのくらい動けるのかと、実際に戦ってみて戦いやすい僕なりのスタイルを掴むために来てるんだからね｣


後｢なんかかっこいい事言ってんな｣


｢ふふ、僕だって男の子だからね？かっこいい事を言ってみたくなるのさ｣


僕と後藤のやり取りを見て安心した主様が戦場への扉を開く、1歩足を踏み入れただけで皮膚にビリビリと殺気が突き刺さった

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