優男と悪女

story18 ページ19

JM side


ミンさんの後ろをつけるのは気持ち悪いから
少しコンビニに寄って帰ることにした。


今日は家にテヒョナも来るって言ってたから
お菓子と飲み物でも買っていこう。


コンビニに寄ってまた歩き出す。


スマホを見ると様々なメッセージが届いていた。


"ボゴムヒョン"のメッセージを確認すると


「11月、オンマの代わりに俺とお前でパリに行く。無理そうなら連絡くれ。※結構でかいパーティ」


そう書いてあった。


前に僕は警官になりたいと言った。

父親が警官で撃たれて亡くなったたから。


父の死後母は父が残した
莫大な遺産を無駄にはしないと起業した。

香水のブランド " smeraldo "


母はその社長として
女手一つで僕とヒョンを育ててくれた。



でも母の体調が悪くなってからは
ヒョンがそのブランドをついで社長になった。



そのパリのパーティには
配偶者を連れて行く人が多いが
僕のヒョンはまだ奥さんがいない
母を連れて行くわけにもいかないから
僕を連れて行くのだろう。



前まではこんな香水の仕事興味がなかった。

でも今はなんだかとても興味が湧いている


だからちょっと楽しみな気がした。



そんなことを考えてエレベーターに乗り

最上階に上がる。


606号室に入ろうとすると

テヒョンがすでに上がっていた。




「テヒョナお前また勝手に上がったのか……よ」


靴を脱ぎ顔を上げるとそこにはいたのは



「ミン…さん……」



スクールカーストのてっぺん。


ミン・Aさんが座っていた。

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