いつか王子さまが 6 ページ25
な…んで…なんで流星が神ちゃんの隣に居るん?
それだけで頭にカッと血が登り、物凄い勢いで二人のところに行くと神ちゃんの腕を取ってこちらへ引き寄せた。
「バカ望!!」
「あっ…」
流星の声と神ちゃんの身体が崩れ落ちたのは殆ど同時のことやった。
「神ちゃん!!」
焦って抱き上げる流星と呆然と立ち尽くす俺。
誰がどう見たって…。
「熱い…」
神ちゃんの身体が想像していたのと違い遥かに熱くて…。
「熱が…あんねん」
「のんちゃん…ごめん」
いやいやいや、ごめんはこっちやろ!神ちゃん!
「今からみんなでジャニーさんとこ行ってお願いに行こう」
「なにを?」
「七人でデビューさせて下さいって」
「無理やろ?」
「いや…行けるやろ?当たって砕けろや!」
わぁわぁと盛り上がっていたところで神ちゃんの静止が入った。
「ダメや!それでもし照史くん達のデビューが無くなったら」
「大丈夫や!」
わけも分からん自信だけで照史くんが神ちゃんを制した。
「神ちゃん…俺らはそんなに弱くないで、それに…あんだけドームの5万人の前で言っといて、今更間違いでしたとはジャニーさんも言えへんやろ」
ああ…ほんまに照史くんはこういう所だけ頭が回る。
「なんも言わずに淳太くんに任せておけばええ」
って結局は淳太くんまかせなんやな。
泣きそうな神ちゃんと口が空いたまんまの流星と濱田くん。
こうして見るとこの七人…なかなかええグループやん。
「とにかく行こ!神ちゃん俺の背中に乗っておぶって行くから」
どさくさに紛れて神ちゃんも取り返したしな。
なんだか…全部照史くん達の言うように良い方向に向かっている気がするわ。
『ジャニーズWEST』か…ええ名前やな。
あれから無事に僕らは7人でデビューをもぎとり無事にお披露目もすんだ。
淳太くんは凄かった…ジャニーさんの前でいきなり確率論まで唱え出して…ジャニーさんに喋る隙も与えんかった…あんな事も出来るんや。
さすが最年長…BADの二人がいれば僕らは安心やって思ったわ。
相変わらず照史くんと淳太くんは神ちゃんの事をまるで自分の子供みたいに過保護に可愛がっとるけどな…。
メンバー内では…シゲと神ちゃんがシンメで、僕と流星はツイン…いつの間にかそういう組み合わせになっとった。
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rik(プロフ) - なで肩笑窪ちゃんさん» すごく返事遅れてますねすみません。設定のページの1番さ下の方のR18の規制を外せば読めると思います。18歳以上でしたら! (2019年8月18日 22時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
なで肩笑窪ちゃん(プロフ) - 可愛い詰め合わせはどーやったら読めますか? (2019年5月17日 22時) (レス) id: c89a82c1eb (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ちょろびんさん» いつも読んでくださってありがとうございます!Twitterの方なんですがフォローして下さるそうでありがとうございます!一応鍵垢のみフォロー許可を出しております、デリケートなジャンルなので怖々やってますので!よろしくお願いします!! (2019年5月16日 0時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ちょろびん(プロフ) - こんにちは!いつも更新を毎回楽しみにしています!Twitterでも楽しめたらと思いTwitterのフォローしました! よろしくお願いします! (2019年5月15日 20時) (レス) id: 4183493b76 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - yukiさん» コメントありがとうございます!ラブラブりゅかみ!いつも、目指しているのでがんばります!よく横道に逸れますが生暖かい目で見守ってあげてやって下さい。 (2018年4月24日 20時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rik | 作成日時:2018年3月30日 18時