姫君の寝床 4 ページ16
「せやからなぁ‥‥今の俺は‥やあっと両親に結婚を認めてもらった花婿の気分やで」
そう言って俺の頭をなでなでする。
「…？」
「周り中から認められたんや‥俺ら‥一緒に居ってええって」
「…ぁ」
「ずっと‥一緒に行こうな‥病める時も健やかな時も‥」
「う‥そ」
返事をする前に、漏れてしまった嗚咽‥そのまま流星の胸に抱き込まれた。
頬を流れ落ちる涙は‥もう止めようがなくて、流星のシャツを濡らす。
「お‥れ‥流星と‥一緒にいて‥ええの？」
「もちろんや」
「俺‥融通きか‥なぃし」
「今に始まった事やないやろ？」
「‥ふっ‥」
流星の指が髪に絡んでそのまま肩のラインに沿って落ちてゆく。
「‥ぁ」
首筋から肩へと唇が滑る。
器用にシャツのボタンを外した指先が、顎にかかる。
それから‥涙のあとを舐めあげるように舌が動くと‥優しいキスが降りてきた。
「んっ…」
少し明るくなった髪が鼻先をくすぐる。
普段はムードもへったくれもないのに‥こういうときだけ、やけにかっこいいのは反則だ。
目の前で裸になった流星には、カッコええって言葉が本当に似合っている。
「どしたん？見惚れたんか？」
「だ‥誰が！」
焦って反論はするけれど、たぶん流星には全部わかってしまっているんだろう。
「神ちゃんが‥」
「なわけない‥」
すっかり肌蹴てしまったシャツの代わりに流星の暖かい身体が覆いかぶさってくる。
「ぁ…」
ツッ‥と脇腹を舐めあげられて思わず上がってしまった声に、自分の口を押えた。
少しだけ顔を上げた流星の視線とぶつかる‥ニヤリと口角を上げた流星に顔が熱くなるのが分かった。
「公認セ‥ックス‥なんつって‥」
「ば‥か‥」
駄目だ‥反論どころか‥流星が触れたところが‥熱くて‥疼いて‥どうしようもない。
「腰‥揺れてる」
「…ない‥」
口先だけの抵抗なんて、まったく役に立たなくて‥相変わらず流星の指と舌で啼かされる自分。
「やっ‥ぁ‥だめ‥」
「やじゃないだろ？」
キュウ‥と握りこまれて息を詰めた。
「や‥離し‥て」
必死になって流星の身体を押し戻そうと腕を突っ張るけれど、あっさりと開かれる身体。
「離すわけないやろ‥」
「…んっ‥」
「俺が神ちゃんの事‥離すわけないないやろ？」
「‥りゅ‥せ」
「強い神ちゃんでええ‥可愛くなくてええから‥俺にだけ見せてや、神ちゃんの弱いとこ」
「‥あ…」
自分の意思とは関係なく、ボロボロとみっともなく流れる涙。
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rik(プロフ) - なで肩笑窪ちゃんさん» すごく返事遅れてますねすみません。設定のページの1番さ下の方のR18の規制を外せば読めると思います。18歳以上でしたら！ (2019年8月18日 22時) (
レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
なで肩笑窪ちゃん(プロフ) - 可愛い詰め合わせはどーやったら読めますか？ (2019年5月17日 22時) (レス) id: c89a82c1eb (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ちょろびんさん» いつも読んでくださってありがとうございます！Twitterの方なんですがフォローして下さるそうでありがとうございます！一応鍵垢のみフォロー許可を出しております、デリケートなジャンルなので怖々やってますので！よろしくお願いします！！ (2019年5月16日 0時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ちょろびん(プロフ) - こんにちは！いつも更新を毎回楽しみにしています！Twitterでも楽しめたらと思いTwitterのフォローしました！ よろしくお願いします！ (2019年5月15日 20時) (レス) id: 4183493b76 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - yukiさん» コメントありがとうございます！ラブラブりゅかみ！いつも、目指しているのでがんばります！よく横道に逸れますが生暖かい目で見守ってあげてやって下さい。 (2018年4月24日 20時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2018年3月30日 18時
