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if you wanna… 7 ページ42

すっかり忘れていたであろう流星の事…そろそろ限界やないかな?


流星の名前を出すとのんちゃんはサッと顔色を変えた。


「ああ…俺、何されるんかなぁ…」

「大丈夫やろ?流星優しいから」

「それはセンセにだけやってぇ…あ〜」



なかなか足取りの重いのんちゃんを引きずりながら教室に戻った。

そんな僕らの目に飛び込んできたのは疲労困憊しながらそれでも必死にのんちゃんの代わりを務めて笑顔を振りまいている流星の姿だった。



「うわっ!流星汗だくやん」

「も〜ダメや!死んでしまう〜茶っ!茶ぁ飲みたい〜」

「ふふ…ごめんな僕が奢ったるから…ホンマにありがとうな流星」


クラスの仲間と合流したのんちゃんと別れ僕らは着替えて再び校内を探索した。

もう時間的に終わりが近い…来校者の姿だってだんだんと減ってゆく、売り切れて片付けて始めている屋台や、最後の売りつくしに声を上げるもの…先程と賑やかさは変わらなかったけれどどこか寂しく感じる。


「学祭の終わりって何となく切ないなぁ」

「そうやね…」

「後夜祭とかあるんかなぁ」

「今は難しいやろPTAとか煩いしなぁ」

「醍醐味なんにな…可哀想に」



『センセーー』


呼ばれているのは僕らだろうか?夕陽の当たる逆光の中、制服のスカートをひらひらさせながら女子生徒が駆けてきた。


『……はぁ…さっきありがとうございました、あのこれ』


そう言って渡してくれたのは小さなケーキの箱といつ撮ったのか僕ら三人の写真。


『お陰様で大好評でした!特に流星さんには感謝してもしきれません』

「俺は…別に望の代わりやっただけやし」

『いえいえ、ホンマにありがとうございました!けど…ホンマモンのお医者さんやったんですね!』

「うん、まあ」


にっこりと可愛らしく笑った女子生徒が顔を近ずけてくる。


『今日のお礼にセンセにだけいい事教えちゃいますね』

「え?」

『小瀧…最近忙しくて会えなくなってるんやないですか?』

「…そういえば」


最近病院にやって来る頻度が明らかに減った、メールや電話は毎日の様にあるからたいして考えもせんかった事やけど。


『彼ね…がんばってます!センセの為に』

「え?」

『医学部…受験するそうです!なんか急に言い出して…もともと頭は良かったんですけど何事もやる気の無い奴やからみんな驚いちゃって…けど最近小瀧変わったなぁって思ってたんですけどみんなセンセの為やったんですね…』

「…うそ」


そんな筈はない…だってのんちゃんが僕の為に……なんて。

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rik(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期?!)さん» コメントありがとうございます!ツィ見れないって方何名かいらっしゃったみたいなのでこちらに移行させようかなと思います!ちょっと、待っててください!因みにかみしげじゃなくてりゅかみでした(´・×・`) (2019年10月4日 20時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(智洋にデレ期?!) - はじめまして!あの私Twitter見れないんです(T_T)なのでぜひこちらに移してほしいです!これからも頑張ってください! (2019年10月4日 17時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ほのかさん» うわゎ!あ、ありがとうございます!!!ほんとにこんなケアレスミス…お恥ずかしい。言ってくださって良かったです!どんな羞恥ぷれいかと…。懲りずにこれからもよろしくおねがいしますねー。 (2018年1月2日 15時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - おせっかいだったらすみません・・・「遅れてきたサンタクロース」の部分のお話が9ではなく10になってしまっていますよ。 これからも更新頑張ってくださいね! (2018年1月2日 15時) (レス) id: da2d0b67d7 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - いつも読んでくださってありがとうございます。マイページの設定の所の一番下の所から年齢確認をして頂くと出てくると思います。よろしくお願いします。 (2017年10月8日 14時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rik | 作成日時:2017年9月29日 15時

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