遅れてきたサンタクロース 9end ページ34
緑「…んっ」
目が覚めると珈琲のええ匂いがする。
昨日はあのまま寝てしまったんや、のんちゃんの腕の中で…けど、隣にのんちゃんの姿はない。
腰がだるくて…身体を動かすのも面倒や。
そのままトロトロと二度寝に入りそうになった所にのんちゃんが顔を出した。
桃「おはよセンセ…起きれた?」
緑「のんちゃん…おはよ」
桃「ご飯食べれるかな?腰…痛ない?昨日は俺、ぜんぜんへ止められへんかった…ホンマにゴメン」
緑「大丈夫…身体痛くても幸せな痛みやから、めっちゃ幸せなクリスマスの朝やで」
そう言って笑うと、のんちゃんは何か思い立ったように床に落ちていたリボンを拾いあげた。
桃「クリスマスの朝にはプレゼントが置いてあるのが定番やろ?」
素早くシュルリと自分の首に巻き付けると、もう1本は僕の手首に巻いた。
桃「メリークリスマス…センセ、俺をセンセにプレゼントするから…センセの事も俺に頂戴」
こんなキラキラした優しい目でこんな事言われたら…もう、頷くしかないやん。
緑「あ、あげる…のんちゃんに貰って欲しい」
俯いたままそう答えれば、のんちゃんの両手がほっぺたを包み込むように添えられて…フワリって羽みたいに優しいキスが降ってきた。
…それはすぐに離れていったけど…。
きっと…のんちゃんが僕のものに…僕がのんちゃんのものになった証。
それは…初めて恋人と過ごす素敵なクリスマス。
僕は一番欲しかったものを、のんちゃんから貰ったんや。
fin
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
いや、遅れたのはワタシだった…(泣)
表なのでサラリとしてみました。
このシリーズは思い立ったらちょこちょこと書いて行きます(あ、いつもか)
◆if you wanna…→←遅れてきたサンタクロース 8
563人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rik(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期?!)さん» コメントありがとうございます!ツィ見れないって方何名かいらっしゃったみたいなのでこちらに移行させようかなと思います!ちょっと、待っててください!因みにかみしげじゃなくてりゅかみでした(´・×・`) (2019年10月4日 20時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(智洋にデレ期?!) - はじめまして!あの私Twitter見れないんです(T_T)なのでぜひこちらに移してほしいです!これからも頑張ってください! (2019年10月4日 17時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ほのかさん» うわゎ!あ、ありがとうございます!!!ほんとにこんなケアレスミス…お恥ずかしい。言ってくださって良かったです!どんな羞恥ぷれいかと…。懲りずにこれからもよろしくおねがいしますねー。 (2018年1月2日 15時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - おせっかいだったらすみません・・・「遅れてきたサンタクロース」の部分のお話が9ではなく10になってしまっていますよ。 これからも更新頑張ってくださいね! (2018年1月2日 15時) (レス) id: da2d0b67d7 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - いつも読んでくださってありがとうございます。マイページの設定の所の一番下の所から年齢確認をして頂くと出てくると思います。よろしくお願いします。 (2017年10月8日 14時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:rik | 作成日時:2017年9月29日 15時