花弁が6枚 ページ7
その日の夜、また高校に潜り、呪物の回収を狙う
『うーんやっぱ体育館なんだよなー』
明かりが漏れる体育館を目の前にそう呟く
相も変わらず体育館からは異様な雰囲気が醸し出されていた
にもかかわらず呪霊の1匹すらいないのはここにある呪物が強すぎるためだ
『……こんだけ呪いが強けりゃ今すぐ回収することもなくないかー？
上のお偉いさんは呪物を集める趣味でもあんのかよ』
それだったそいつをここに呼んで自分でやれって突き出すわ
『あ、そういえば』
昨日見た部室はどうなんだろうか
今なら鍵がかかってないのかもしれない
そう思い付き、足を部室の方へと動かした
カンカンカンカンと階段を上り、部室の前に立つ
ドアノブに手をかけ、回す
.
刹那の力の暴力
『どぅわｯｯ！！！！』
余りの力の圧に体は宙に浮き、手すりを越え地面に叩きつけられた
『………な、なんてこった』
まるで、ボクを拒絶しているような
「──お前、呪術師か」
耳のすぐ後ろからそう声が聞こえた
「──答えろ、
コイツは、人間じゃない
『………そうだよ』
「ここに何しに来た」
答えればすぐに次の質問が来た
『…………………………お前を回収するためだよ
特級呪物、
その言葉と共に声の方へ振り向く
しかし烏天狗も同時に攻撃する
『───ッ！』
間合いを詰めた烏天狗を体術で受け流す
やばい、コイツ、強い
放たれるプレッシャーとあれふ出る呪力がそれを物語った
『なぁんでそんな姿なのかな、特級呪物』
「…………」
烏天狗は答えない
『そっちの質問に2つも答えたんだからさこっちも2つ質問に答えてよ』
髪の隙間から覗く緋色の瞳がこちらを見下した
『1つ、特級呪物のくせにどうして人の姿をしている』
「───俺の力だ」
教える気は無いってか
ただ質問には答えてくれるのか
『あっそう
じゃあ2つめ
特級呪物、烏天狗の嘴はどこにある』
「教えない」
『祓うぞてめえ』
「俺より弱いくせに敵う訳がない」
烏天狗の力を押し返そうとするもビクともしない
お互い間合いをとって睨みながら硬直状態が続いた
「あれ、
その声が聞こえるまで
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霜天(プロフ) - リムル=テンペストさん» 書いた当時はまだ名称変わってなかったので…今では結構グレーゾーンな名前かもしれなくてちょっとビビってますw (4月10日 17時) (
レス) id: 8077fe3d9d (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - ジャ●ーズwwww (4月9日 16時) (レス) @page6 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
霜天(プロフ) - 日和さん» コメントありがとうございます！お話の更新は内容ごとに一気更新なのでその時までお待ちください！お話呼んでくれてありがとうございます！ (3月25日 15時) (レス) id: 8077fe3d9d (このIDを非表示/違反報告)
日和(プロフ) - また更新あるかな？楽しみにお待ちしてます！！！ (3月24日 16時) (レス) @page16 id: 382be6b823 (このIDを非表示/違反報告)
霜天(プロフ) - サラミさん» わー！ありがとうございます！ (2022年11月6日 13時) (レス) id: c24311492d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜天 | 作成日時：2022年8月28日 22時
