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七、行動しないと気が済まない ページ10

だって、嫌だよ
いつもいつも知り合いが、俺がただ待ってる間に死んでいく

俺を待たせたまま、俺を置いて散っていく

俺は死ぬことも許されないのに

炭治郎「俺もです」

炭治郎「俺の家族は、俺が炭を売りに出た帰り、俺がおじいさんの家に泊めてもらってぬくぬくとしている間に。寝て夜明けを待っている間に殺されました」

炭治郎「俺がいたところで何もできなかったかもしれないけど、それでも誰か1人でも逃すことができたかもしれない。」

炭治郎「禰豆子が鬼になることもなかったかもしれない」

炭治郎「俺は長男なのに、肝心な時に何もできなかった。助けての言葉の一つも聞くことができずに、終わりました」

天「…終わってないよ。君は繋いでるでしょう」

炭治郎「え…?」

天「炭治郎がいなかったら、禰豆子さんはきっともう頸を斬られてる。
だから、禰豆子さんの命を君は未来に繋いでる。それはきっと、君の家族が君に繋いだもののはずだ。他にも君は沢山のものを背負ってる」

俺は知ってるんだ

ただ知っているだけだけど

炭治郎「、はい!!だから俺、もっと強くならないといけないんです!
だから天さん、稽古つけてくれませんか!」

天「え”、いや、俺も戦えないことはないけど、呼吸とか一切使えないし、体力結構落ちてるから遠慮するよ。」

炭治郎「そうですか…すみません、無理を言ってしまって」

天「いやそれはいいけど…うーん」

とは言ったものの、俺も義勇と結構いい勝負はできたのだ。
3年前だけど。
今はほんとに体力が心許ないから無闇に消費するのは俺が危ない……。

天「…あ、そうだった。炭治郎、鬼殺隊員で、男で髪長くて半々羽織着てて水の呼吸使う口下手な奴を知ってる?3年以上会ってなくて、探してるんだ」

炭治郎「……ちょっと…知らないですね。似た人なら知ってますけど、口下手ではなさそうでしたし…もしかして探してる人ですか?力になれなくてすみません」

天「いいよいいよ。他の特徴はこの際どうでもいいから、炭治郎が鬼殺隊員になって凄く口下手な人間を見つけたらどうにか連絡して欲しいな。即逃げるから」

炭治郎「はい!必ず!!………………ん、え?逃げるんですか?」

天「うん?逃げるよ」

炭治郎「会いたいのでは……」

天「うん会いたいから探すよ。でも」


天「俺は、見つけてもらいたいから逃げるよ」

ただ待ってるのは嫌だから

八、未来の保証がなくても→←六、周りとは少し違うだけで



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愛羅(プロフ) - 面白かったです!続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください! (2019年6月28日 19時) (レス) id: 83407bc1eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:♪夜影÷風鵺♪ | 作成日時:2019年1月2日 10時

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