水の神子は水柱の刀鍛冶らしい…？本編 (ページ7)

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四、忘れられない人がいるページ7

竃門side

禰豆子、今日兄ちゃんは不思議な人に出会ったんだ。

不思議な匂いがして、気付いたら俺の後ろでニコニコ笑ってた。すっごく綺麗な人で、思わずそれを口に出してしまった。
気にしないで、って言われたけど、怒ってたらどうしよう。そんな匂いはしなかったけど。
兄ちゃんは今すっごく不安になった。

あ！男の人だったからな？！初めは女の人かと思ったけど…。

それでな、その人今、人を探してるらしいんだ。もう三年以上会えていないんだって。
寂しいだろうなぁ…でも、再会したらまず逃げるって言ってた。
不思議だよなぁ、俺だったらそんな時、きっと嬉しくて泣いてしまう。

彼はいろんなことを知ってるみたいだった。鬼殺隊のことも、鱗滝さんのことも。
名前は教えてくれなかったけど、探してる人は鬼殺隊員らしくて、その人の刀鍛冶でもあるんだって。

本当にすごいよな。

俺はまだ鬼殺隊員じゃないけど、いつかご指導願いたいな。

鱗滝さんに詳しいことは聞いていいって言ってたから、俺はこれから聞きにいくつもりだ。
2人はどんな関係なんだろう？
彼は本当に匂いが独特で俺じゃ分からなかった。

なぁ禰豆子、俺が鬼殺隊員になってこの山から出て、彼と彼の探し人に会う日、お前も俺の隣にいてくれるか。

お前が起きるの、兄ちゃんずぅっと待ってるからな。