ぽや門に恋した姫 (ページ29)

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明日から金田一少年の事件簿の撮影のため東京での生活が多くなる。
今日は東京へ行く前の日
とても嬉しくて有難いことやけど、やっぱりメンバーに中々会えなくなるのが寂しい…

小「明日からやんな？東京行くの」

『うん…色々と不安ですよ〜。みんなと中々会えんくなるし』

小「みんなって言うか姫の場合まっさんやろ」

今日は7人で雑誌撮影
誠也くんと晶哉くんは何故か楽屋の隅の方でイチャコラしてて、正門くんとリチャくんと大晴くんは別室で撮影中
そして小島くんと私は楽屋のソファでスマホいじったり台本読んだり…

『ちょっ、正門くんたちが戻ってきたらどうするんですか！』

小「否定はしないんや(笑)」

『……正門くんもそうですけど小島くんに会えないことやって寂しいのに』

小「それはそれはどうも」

福「ただいまー！」

リチャ「次末澤と佐野やって」

末「まじか、ほら佐野！早く行くで！」

佐「誠也くんキャンキャンうるさーい」

正「キャンキャンって犬に使う言葉やないん？(笑)」

3人が戻ってきて一気に騒がしくなったと思えば2人撮影のために出ていき、他は各々の時間を過ごしている。

私はさっきの小島くんとの会話で少し不貞腐れていた。

小「姫なんちゅー顔してんねん。不貞腐れてんの？」

『当たり前ですやん。明日から会えんのに小島くん冷たい』

小「永遠に会えんって訳ちゃうからしんみりするのも変やろ」

『分かったからもうええです〜』

(引きづるのもおかしいし台本読もっと)

明日の撮影シーンを覚えるため台本を開いて頭に叩き込む

小「……まぁ寂しかったら電話してもええから。仕事以外の時間やったらいつでも話したる」

隣でスマホをいじりながらそう言った小島くんの方を振り向いた。

『小島くんって私の彼氏でしたっけ？』

小「ちゃうわアホ、姫と付き合った覚えないわ」

『いや〜何気にキュンとしましたよ』

小「そうなん？やったら俺と付き合う？」

正「はぁぁぁ！？」

突然正門くんが叫び驚く一同

福「ちょっとまっさん、どしたん急に」

正「こじけんが姫に"俺と付き合う？"とか言っとったから」

小「いや冗談やん！」

リチャ「冗談で言うことではないな」

正「冗談でも言ってええことと悪いことあるやろっ！」

『えぇ〜、正門くんもうええですよ！小島くんそんなこと本気で言うキャラやないって分かってますから』

小「なんやそれ！」