オレの彼女、キス魔でした。【佐野真一郎】

Episode 4 ページ5

Aside









私はシンイチローの元へ向かった。





「Aも居たんだ。」





『ふふっ。うん、久しぶりワカ。』







なんかあったか？と聞いてくるシンイチロー。







私がさっきまでの出来事を話すと、少しムスッとしてしまったワカ。






「オレの何処が女なんだよ。」





『ポニーテールな所と可愛い所じゃない？子供なんて髪型とか顔ぐらいしか見てないよ。』






たしかにワカはおっとりとした顔立ちで、女の子に間違われても可笑しくは無い。





「てか、オレ浮気したら殴られてたんだな。」





『まあ、シンイチローは浮気しないとは思ってるけど。』






当たり前だ。と頭を撫でてくれる。






「そーいうのは他所でやれ。バカップル。」







ワカは私達に呆れて帰っちゃった。









.









『それじゃあ、そろそろ私も夕飯の支度しなきゃだから。』






「えー！A姉帰るのー？」








少し名残惜しそうなエマ。







また来るから。とエマを宥め家に帰った。

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