_ わ か ら な い " キ ミ " を 。 ページ8
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2 0 1 8 年 1 0 月 7 日 .
姫宮Aが大阪へとやってきた。
他の7人とは昨日会えず、一足遅れて7人と顔を合わせた。
その場の雰囲気はいいとはいえるものではなかった。
大橋は不安でいっぱいではあるものの、彼女の事を反対している訳では無い。
ただ、他6人はメンバーの1人になる彼女を歓迎している感じでは無いのが態度から伺えられる。
関西ジャニーズJrは彼女・Aのことをほぼ知らないに等しい。
元々はSnowManのメンバーであること、
事務所唯一の紅一点であること、
実力は確かであること、
ぐらいしか彼女のことを知らない。
関ジュは彼女と滅多に関わりがないし、話したことすらない。
又、他の関ジュたちも彼女の事を歓迎していない。
今まで立て直して築き上げた関西ジャニーズJr。
これが彼女が入ることによってまた一から作り上げていかなくてはならない。
"なにわ男子"という名前なのになにわでも男子でもない。
グループに女子が居るということはそのハンデを背負わなければならない。
相当な重圧がかかってしまう。
藤原はその事実に、デビューが遠のいた気がした。
又、あの実力揃いでトップクラスのジュニア、SnowManを抜けて関西へ来た理由も分からない。
幾つもの不安と戸惑いが重なり、結果、この有様だ。
とはいえ、これからメンバーでやって行くことになるのである。
このままじゃいけない、と大橋が自己紹介を促す。
大橋「 まあ！とりあえず自己紹介しよや！俺、大橋和也っていうねん！仲良くしてな？ほら、丈くんも！ 」
藤原「 何で俺なん？…藤原丈一郎、よろしく 」
明らかに不機嫌な顔でそう言った。
長尾「 長尾謙社です… 」
大西「 大西流星、 」
道枝「 道枝駿佑です 」
高橋「 ……高橋恭平 」
自己紹介はするものの、
"お前とは仲良くする気は無い"
と言われているかのような言い方である
西畑「 西畑大吾。俺はお前を認めるつもりは無いから。 」
はっきりとそう告げた西畑。
その言葉から伺えるのは姫宮Aを"拒否"しているということ。
その言葉に無言のまま、泣くことも無いまま西畑を見つめている。
姫宮「 そうですか、姫宮Aっていいます。よろしくお願いします 」
特に何も言い返すことなく自己紹介をした。
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_ 居 な く な っ た 君 。→←_ 私 が 目 指 し た 夢 。
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