_ 心 配 、 ページ31
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姫宮「 デビューを目指しているのに女の存在。出来ないも同然、そう思われるのは当たり前です。 」
姫宮「 でも、そう思われることに対して私は悔しいです。絶対覆してみせます。その為にまずは西畑さんに私の存在を認めさせます。 」
姫宮の話を真剣に聞く西畑。
しばらく無言の間が続く。
暫くして考え込んでいた西畑が口を開いた。
西畑「 …なあ姫宮はさ、それでええん？ 」
姫宮からしたら思いがけない言葉。
西畑からそんなことを言われるなんで考えもしないだろう。
姫宮「 え？ 」
西畑「 もし全部捨ててこっちに来たんなら、メンカラに黒なんて選ばんやろ 」
姫宮「 どうして… 」
そう、西畑は知っていた。
Snow Manとしての彼女のことを。
東京に行った時、異様に目立つ彼女。
女の子、ということ、そして彼女の誇る圧倒的センスでも。
西畑「 俺は知っとる。Snow Manさんの方に居った時、メンカラ黒やったやろ 」
姫宮「 そうですね、黒でした 」
西畑「 やからさ、メンカラに黒選んだ時俺はびっくりしてん。なぁ、ほんとに、なにわ男子でええんか？今ならまだ引き返せるやろ 」
西畑は、勿論デビューが出来ないんだなと思った。
だが、それだけはなく姫宮のことも心配していたのだった。
彼女にとってSnow Manは大きい存在であり、本当は戻りたいのでは、と。
姫宮「 一度決めたこと、変えるつもりはありませんよ 」
そんな西畑を他所に、姫宮はキッパリと言い放った。
西畑「 ほんまに…？ 」
姫宮「 後悔はしません。私はなにわでも男子でもないし、ファンの皆さんからよく思われないでしょうけど、覚悟はあります。お願いします、やらせてください 」
姫宮Aはこれから関ジュのかなり目立つ異様な存在になる。
良い意味でも、悪い意味でも。
西畑は、どう思うのか。
西畑「 … 」
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_ き っ と 未 来 は 。→←_ 隠 し た 本 音 。
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