_ " 難 解 " を 解 く 。 ページ23
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室「 流星にとってAは、なにわ男子の大事なメンバーなんやで？ 」
大橋「 大吾。もうちょいAちゃんのこと、見てみ？何か分かるかもしらんで？ 」
向井「 ちゃんと見たってや。Aはちゃんと頑張っとる。あの子にその言葉だけは言ったらあかんで 」
西畑「 … 」
なんで、そんな早くに認められるん…
俺だってあの子は凄いとは思うで？
でも、認められんのや。
だって…認めたら、認めたらっ…
俺らがやってきたもの全て壊れてしまうんやで…？
、
辞めてしまえばいいと思ってた。
最初はただただ嫌いなだけ。
女子が居るのが理解出来ひんし。
知らん子やったし、俺の苦手なタイプやなって思ってた。
しかも関東から関西なんて聞いた事ない。
関西舐められてるんか、そう思った。
でも彼女の実力は凄かった。
この関西では一番とも言えるほどの実力。
ダンスは上手いし、覚えるのは早い。
歌は透き通る綺麗な水のようにその場の空気を支配させる程。
この子には勝てんな、直感的にそう思ってしまった。
でもその事実が俺を狂わせる。
嫉妬が混じってるのもあるけど、それ以上に" 女子 "という存在が嫌だった。
立て直してきた関西に「 女子 」という未知を入れたら崩されそうで。
アンチも当然つくだろう。
そのハンデを背負いたくなかった。
真面目にジュニアをやってきた俺らの目標はただ一つ。
" デビューすること "
姫宮が入ることによってデビューなんて夢のまた夢だろう。
つまり、デビューが遠のいたわけである。
これが一番嫌だった。
関西にいる歴の長いジュニア、なんなら同じメンバーにもいるけどその子たちが報われないような気もした。
でも何人かは認め始めているんだ。
俺には理解出来ひんことや。
流星もあっち側に行ってん、もう俺分からへん…
西畑「 分かっとるんよ、姫宮が凄いんは。たまにレッスン室残って一人でやってるねんな？それも知っとる。でも、 」
大橋「 ほんならまだ見つけられてないねん。ええ機会や、大吾も、丈くんも、みっちーも長尾も恭平も見てき？Aちゃんの凄さ 」
は、？見つけられてない？何がや、？
じゃあはっすんは何を知っとんねん。
藤原「 は、？ 」
向井「 おん、まだまだ探したりひんよ？もう少し見らんと！ 」
この時の肯定派三人の表情が一生頭から離れない。
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_ 雨 音 が 止 む 頃 に は 、→←_ 貴 方 と い う 未 知 。
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