#9 現れたセフィロス ページ10
目まぐるしいほどの光。
でも、いつもの頭痛じゃ無い…明らかに、何かが違う…
A『…(ゾクっ…)』
この体の芯からゾワゾワと何かが立ち込める感じ…
全身が鋼になったように動かない…
クラウド「うぐっ…ぐっ…ぐう…」
この感じを、クラウドさんも感じているのだろう。 突風が巻き起こり、私たちの目を霞める。
クラウド「く…あ…」
耳鳴りや頭痛が治り目を見開くとそこには…
A『ま、まさか…？』
長い銀髪。
透き通るような肌の白さ
切長の、冷たいけど吸い込まれそうなほど透き通る美しいブルーの瞳。
見上げる程の長身。
耽美的で影のある美しい顔立ちと、薄い唇は不敵な笑みを携えている。
この人が…セフィロス…？
セフィロス「よくここまで辿り着いた。
…久しぶりだな。クラウド…
そして、A…」
A『セフィロス！！』
クラウド「セフィロス…お前に問いたい。
何故お世話係の権利を放棄しない。
お前にお世話係が務まるとは思わない。
あんたが何を企んでいるか知らないが、Aのお世話係を放棄してくれ」
掴みかかりそうな勢いで、クラウドさんはセフィロスに告げる。
しかし、セフィロスは不敵な笑みを崩さないまま、静かに口を開いた。
セフィロス「何故……かだと…？
…私には、Aが必要だからだ。
私は、お前たちに会うためにこうして乱闘に参戦したのだ。
クラウド…私を楽しませてくれるな？」
クラウド「ふざけるな！
ここは神聖なる大乱闘の場だ。勝手な事をするのは許さない」
セフィロス「忘れるなクラウド。
Aは私がいないと生きてはいれない。
Aの心は…体は…私無しでは生きていけないと心に刻んでおけ。
そしてクラウド……
お前も、だ」
クラウド「！！…はぁっ！」
セフィロス「私に剣を向けるのか…？
わかっているはずだ。クラウド、お前に私は斬れないと」
クラウドさんの剣が、セフィロスの刀とぶつかる。
セフィロスの振り切る力が強くて尻もちをつくクラウドさん。
一瞥すると、今度は私に向き直り再び口元には笑顔を携えたまま続けた。
セフィロス「私の声を聞いていたか…？」
たった一言。
なのに、その言葉を待っていたかのような…
何故か私は、その声に安らぎを感じていた。
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R＊I＊S＊E(プロフ) - ヤングなゼアノートさん» コメントありがとうございます！そうです。(意味深)なんですよ！😁倒したはずなのに、またふらっと夢主達の前に現れそうですね(笑) (2021年11月9日 8時) (
レス) @page46 id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ヤングなゼアノート - やはりセフィロスは夢主の星となったか…(意味深) (2021年11月9日 0時) (レス) @page47 id: c4f3196c1b (このIDを非表示/違反報告)
R＊I＊S＊E(プロフ) - ライラさん» ライラさん！いえいえ、じゃんじゃんコメントお待ちしてます(^^)そうなんですよ！作者は何度もFF7のクラウドとセフィロスの会話シーンを見て研究してました！(笑)本編でも似たようなセリフがいくつかありますね(^^)ベレス先生は地味に無くてはならない役所です☆ (2021年5月4日 21時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ライラ - 何回もコメントして本当ごめんなさいm(_ _;)m今更なんですけど所々FF7のセリフが散りばめられていたのに愛を感じました。あとベレス先生もいい役してますね! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 0b6a0d6dce (このIDを非表示/違反報告)
R＊I＊S＊E(プロフ) - ライラさん» ライラさん、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます(＞＜)ふたりとも私の中でお気に入りキャラです！楽しんでいただけるのであれば幸いです☆ (2021年2月25日 0時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
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