黒の片翼と理想と幻と【スマブラSP】

#24 衣装選び ページ25

ドアを開けると、そこにはクラウドさんがいた。



A『あ…クラウドさんおはよう。どうしたの？』



クラウド「おはよう。ニュースを持ってきた」



A『とにかく中に入ってよ』





なんだろう…朝からクラウドさんが訪ねて来るのは珍しい。いつもはベレス先生か、クラウドさんは乱闘だったから。



こうして私とクラウドさんは一緒に朝ごはんを取る事にした。



クラウド「昨日はどうだった。ぐっすり眠れたか」



A『…うん！あのね、夢の中で…
…うゔっ…』




久しぶりにあの頭痛が襲う。
目の前が真っ暗になり、頭がくらくらと揺れる。



クラウド「おい、大丈夫か？…具合、悪いのか?」


A『ううん、何でもない…あれ、何言おうとしていたんだっけ…忘れちゃった…』



この感覚、また…どうして…？






クラウド「まぁ、無事ならいいが…そうそう、ニュースというのはこれなんだが」


クラウドさんがぴらりと見せたのは【パートナーとダンスパーティー】と書かれたチラシだった。


A『パートナー…ダンスパーティー？』



クラウド「お互いがパートナーと認め合える関係であれば参加できるだそうだ。
俺たちは仮にも、パートナーだろ？
こういうのは嫌いか?」

A『ううん、ていうか、クラウドさんこういうの興味あるの?意外！！』




クラウド「興味な……い事も無い。」


A『何それ〜どっちよ！…でも、せっかくのお誘いだから、それ、やろっか』




クラウド「あぁ。それには衣装が必要だ。
今から見に行こう」


A『クラウドさん、今日は乱闘は?』



クラウド「今日は休みだ。早く行こう」









というわけで、私たちは今ドレス探しに来ています。
もちろんクラウドさんはタキシード。
男の人もいっぱい種類があって迷ってしまいそう…




クラウド「…参ったな。どれがいいのか全くわからない。…A、選んでくれ」


A『私が…？うーん、そうだなぁ…クラウドさんはカチッとした方が似合いそうだし…
あ！この燕尾服!凄く似合いそう…
中に入ってるベストは、紺色なんだ…綺麗…
ねぇ、これにしようよ！
ネクタイは蝶ネクタイかジャボどっちがいいかな』



クラウド「どちらでも。任せる』



A『ジャボも貴族っぽくて素敵なんだけど…クラウドさんは蝶ネクタイかな。
うん。これにしよ！』




クラウド「あんたはどれにするんだ？」


A『じゃあ、私のをクラウドさんが選んで！』

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