黒の片翼と理想と幻と【スマブラSP】

#21 秘める想い ページ22

A『どんな意味があるんですか？』


しずえ「赤は真心や愛…青は知性や母性。
紫は神秘的な美しさ…黄色は暖かさや希望。
白は純粋な心や強さ、緑は安らぎと決意。
…などなど、たくさんの意味が込められていたりします！」



A『どれもたくさん意味があるんですね。』



しずえ「はい！実はこのアクセサリーで愛の告白ができたりするんですよ！
例えば!ラインストーンを赤と緑にすると…
『安らぎを与えてくれるあなたを愛します』という意味になったりとか…キャーッ！」



ベレス「なるほど。これでクラウドに普段言えない事を伝えるのもいいかもね」


A『なるほど…じゃあ…私は…』



キラキラ光るラインストーンを眺めて、私は選んだ。
私が選んだのは…






しずえ「わぁ…綺麗ですねっ!きっと喜んでくれますよ!…お名前入れますか?イニシャルだけでも入れると、より気持ちがこもりますよ！」


A『は、はい…じゃあ…』



しずえ『お任せください！』







こうして私はクラウドさんにプレゼントするためのリングが出来上がった。
うーん、我ながらリングは上出来だけど…
うゔ…なんだか恥ずかしい…




私は出来上がったリングを見つめる。
これをいつクラウドさんに渡すかだよね…



A『ベレス先生はできましたか？』


ベレス「私はまだ続きがしたいから持ち帰って作るよ。Aはできたんだね。
とっても素敵。きっとクラウドも喜ぶよ」


A『はいっ！』









ー夜ー






私の部屋がノックされた。
乱闘が終わればクラウドさんが来てくれる約束だった。





クラウド「今日はちゃんと居たな」



A『も、もちろんですとも！…クラウドさん、ちょっと外に出ませんか?』




クラウド「あぁ。行こう」





私とクラウドさんは庭に出た。
夜は静かで噴水の音が心地いい。
気持ちいい風が吹き抜けて、とても気持ちが良かった。





しかし、ここから2人ともなかなか話さない。
一度の沈黙は、ふたりにとって次の会話に繋がる障害物となっていた。





A・クラウド「「あの…」」




2人の声が重なる。
一瞬気まずそうになるが、クラウドさんが続けた。



クラウド「あ…先に言ってくれ」




A『あのね…ベレス先生から聞いたんだけど、クラウドさん私を一生懸命探してくれたんだよね。
…いつも迷惑かけてごめんなさい…』

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