#18 朝日を迎えて ページ19
夢を見ているかのような不思議な感覚…
ふわふわとした、曖昧な記憶…
A『セフィロス…』
セフィロス「…そう、お前は私だけのものになるのだ」
セフィロスは私の髪を掬い上げると、耳に掛けながらつぶやいた。
セフィロス「匂うな…クラウドとは別の匂い。
私の嫌いな正義の匂いが…
だがお前は誰にも譲らない。
クラウドにさえも」
A『セフィロス……私…怖い夢を見た。ずっと昔の話の…』
どうして私はこんな話を彼にしているのだろう。
彼がお世話係だから？
いや…なぜか彼が近くにいると、なんでも言いたくなってしまう…なぜだろう…彼は敵なはずなのに…
セフィロス「…ほう。そうか…」
すると、少しずつ私に近づくと、片手で私の頭を支え、もう片方の手で優しく瞼を覆った。
セフィロス「忘れてしまえ。この世界は全て自分の都合の良いように作ってしまうがいい。
お前には家族など居ない。
私を信じてさえいれば、全てうまく行く」
A『あなたを信じて良いの?』
セフィロス「……私を信じる事がお前を導くだろう。
さぁ力を抜いて…もっと私を楽しませてくれ。」
A『……ねぇ、セフィロス…教えて…不安な時は…どうすればいいのか…』
すると、今まで透明だった世界にふわっと眩い光が差し込んだ。
日の出の様な、眩いほどに清々しい光が。
そして、目を開けると同時にそこに彼の姿は無く、その場に彼の声がこだました。
【忘れてしまえばいい…私との輝かしい大切な記憶だけを覚えていればいいのだ】
ベレス「A……起きて…」
ん…
誰か呼んでる…？
ベレス「A…起きて！お願いだよ！」
A『先生？！あれ…クラウドさん？』
クラウド「目が覚めたのか…無事でよかった」
そこには心配そうに私の顔を覗き込むベレス先生とクラウドさん。
いつの間にか朝になっていて、どういうわけかそれまでの記憶が思い出せない。
ベレス「どうしてこんな所に…私も、クラウドも心配していたんだよ！？」
ここは、森の中…？
A『あれ…私、今まで何を…心配かけてごめんなさい。』
クラウド「怪我はないか？」
A『は、はい…』
クラウド「…良かった…」
クラウドさんに安堵の表情が浮かぶと、ベレス先生もホッと胸を撫で下ろした。
なんだろう…何故か、幸せな夢を見ていた気がする。
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R＊I＊S＊E(プロフ) - ヤングなゼアノートさん» コメントありがとうございます！そうです。(意味深)なんですよ！😁倒したはずなのに、またふらっと夢主達の前に現れそうですね(笑) (2021年11月9日 8時) (
レス) @page46 id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ヤングなゼアノート - やはりセフィロスは夢主の星となったか…(意味深) (2021年11月9日 0時) (レス) @page47 id: c4f3196c1b (このIDを非表示/違反報告)
R＊I＊S＊E(プロフ) - ライラさん» ライラさん！いえいえ、じゃんじゃんコメントお待ちしてます(^^)そうなんですよ！作者は何度もFF7のクラウドとセフィロスの会話シーンを見て研究してました！(笑)本編でも似たようなセリフがいくつかありますね(^^)ベレス先生は地味に無くてはならない役所です☆ (2021年5月4日 21時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ライラ - 何回もコメントして本当ごめんなさいm(_ _;)m今更なんですけど所々FF7のセリフが散りばめられていたのに愛を感じました。あとベレス先生もいい役してますね! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 0b6a0d6dce (このIDを非表示/違反報告)
R＊I＊S＊E(プロフ) - ライラさん» ライラさん、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます(＞＜)ふたりとも私の中でお気に入りキャラです！楽しんでいただけるのであれば幸いです☆ (2021年2月25日 0時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
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