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沈黙が流れて数十秒の時間が経つ。
私の体感的には1時間ぐらい経ってたな。うん。
未だ、テヒョンは私のことを見下ろしたままだ。
しゃがみこんでいる私。胸倉を掴んだまま、私を見るテヒョン。
気まず過ぎて死にそうだ。誰か。助けて。
TH「……寂しくて、おかしくなりそうだよ。」
ぽつり。そう呟いたテヒョンの声が、少し悲しそうだったのだ。
『て、テヒョン。』
慌ててそう呼び掛けた。
ゆっくりと顔を上げたテヒョンが、私の手首を握った。
TH「ねえ、A。」
『はっ、はい、なんでございましょうか…』
TH「俺のこと、嫌いになった？」
さっきまで笑っていたはずの顔は、何故か真顔になっている。
不気味とすら思った。やっぱり怖い。
私が今まで見てきたテヒョンは、もっとこう、優しい雰囲気で…
…も、もしかしたら私は今変な夢を見ているのかも知れない。
嫌な夢だ。
でも、テヒョンは大切な友達である。
ビンタをする勢いでも、彼を受け入れる覚悟を持たなければ。
『テヒョンは…大事な、友達だから……嫌いになるわけ、ないよ。』
心細くもそう言った。
次の瞬間。
頬に、ぽたりと生暖かいものが滴った。
慌てて顔を上げた。
TH「…なんでそんなに……優しいの。」
.
苦しそうな顔をしたテヒョンが、泣いていたのだ。
そう、泣いていた。
じょ、情緒不安定過ぎないか。
めちゃくちゃ焦った。
テヒョンの泣いているところを見るのは、これが初めてだったからである。
『て、テヒョン、どうしたの、』
胸倉を掴んでいる手を握ったその時だった。
.
.
TH「………ぁ、…」
崩れ落ちるように私の上に倒れこんできたテヒョン。
『………え？』
そこで、私の記憶は途切れてしまった。
恐らく色々なことが一度に起き過ぎたことによる頭の爆発である。
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あひる(プロフ) - うぎゃあ…！最後の方は胸がキュンキュンしっぱなしでした (2019年7月16日 19時) (
レス) id: 38339f5ea3 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ミロさん» ミミミミミミロさんじゃないですか…！！密かに大ファンをやらせて頂いてます、コメントしてくださり有難うございます…！！これからも頑張ります！ (2019年7月15日 17時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - いつき様 完結おめでとうございます(o^^o)影ながら読ませていただきましたが、すごくすごーく面白かったです(//∇//)ハラハラドキドキで最高でした！！これからも応援してますっ！(*^ω^*)素敵なお話をありがとうございました！！ (2019年7月15日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - ふぃさん» ありがとうふぃちゃんんん！！えへへ、いつも見てくれてありがとね。愛してるわよん！！ (2019年7月13日 14時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃ(プロフ) - うわんおめでとういつちゃん！！！！ (2019年7月13日 12時) (レス) id: 2a412b3300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
x他2人 | 作成日時：2019年6月24日 22時
