愛し愛され英国紳士！その17

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圭人side


午前６時


けーとの朝は一杯の甘い紅茶と、美味しそうなパンの焼ける香りで始まる。


『圭人ー起きてー！あっさだよー！』

『ケイティー起きてー！気分はどう？頭痛いとかない？』


厚いカーテンが開かれて眩い朝陽が室内を照らす

ゆっくりと目を開けると、真っ黒なローブを着ている○○と○○がけーとの身体を優しく起こしてくれた。


「おはよ、ちーちゃん、○○」

『おはよ、ケイティー』


ニッコリ挨拶してくれたちーちゃんが、手早く肩にカーディガンをかけてくれて、○○が体温を計ってくれる。


『おっはよー！圭人ー今日の紅茶はカモミール？だって！さっき薮君が言ってた！』

『おはよー圭人ー顔と手足拭くよー』

「はーい」


次に部屋に入ってきたのは大ちゃんと伊野ちゃん、この二人もまた真っ黒なローブを着ているんだ。

大ちゃんから渡された紅茶を飲んでいたら、いつのまにか足下にやって来た伊野ちゃんが優しく手足を暖かいお湯に浸したタオルで拭いてくれる。


それが終わったら空調を整えた部屋で服を着替えて、リビングに向かえばフワリと美味しそうな香りが鼻をくすぐった。


『おはよ圭人、今日はいつもより寒いから上に何か羽織ったほうがいいよ』

『はよ、圭人

んじゃ、今日は俺が車出して送るわ、先に車暖めてくる』


リビングに入れば、ソファーで新聞を読んでいる薮君とテレビを見ていた雄也

それからキッチンでは、山ちゃんと光君が皆と同じ黒いローブを羽織りながらも朝食を作ってくれていた。

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