Part6 ページ22
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＿佐久間side
佐「時間、かかってんな。」
阿「いま３０分経ったところかな。」
渡「俺、なんか心臓がバクバクして落ち着かない。」
阿「分かる。」
佐「嫌な汗が出てくる...。くそっ。」
廊下が騒がしくなるのが分かる。
３人で顔を見合わせて、急いでドアを開けるとそこにはぐったりとしているAを抱えた照と、泣いている康二とラウールの肩を抱きながら入って来るめめ。
佐「えっ、、」
阿「A！？」
渡「っ、くそ！！...A、切った？」
宮「あぁ。」
一番最後に入ってきた舘さんが、赤く染まった衣装の上着と止血に使ったであろうタオルを片手に、短く翔太に返事を返す。
佐「、、び、病院！」
岩「医務室で今回は縫ってもらってるから、とりあえず今は平気。」
阿「でもっ！」
宮「...上が！！上が、、そう決めたんだ。俺たちの、ことを考慮した結果らしい。」
渡「A、おいで。」
照からAを受け取り、いつもふっかがやるように優しく膝の上に乗せて抱きしめる。
そっと姫の頭を自分の胸に当てて抱きしめると、翔太は震え始めた。
あぁ、翔太が泣いてる。
守れなかった悔しさからか。
それとも、傷付けてしまったことへの悔しさか。
深澤から頼まれたのに、それをできなかった不甲斐なさからか。
阿「...佐久間。」
佐「ぇ？...あれ？」
宮「我慢すんな。みんな、一緒だから。」
岩「ごめん、、ごめん、A。」
目「また、守れなかった...。」
ラ「こんなことって、ないよ。」
向「ごめんな、Aちゃん...。」
渡「嫌だったよな、苦しかったな。」
阿部ちゃんにタオルを渡されて、初めて自分が泣いていることに気付いた。
みんな、泣いてる。それぞれが肩を寄せ合って、泣いてる。
佐「......。」
誰も何も言えなくて。何を話せばいいのか。なんて声をかければいいのか。
みんながみんな、きっと分からなくて。
この場にいる最年長は俺だからしっかりしないといけないのに、俺自身何も言えなくて。
もどかしさと、悔しさから拳を握りしめる事しかできない。
深「A！！！！」
渡「おせーよ。」
岩「ふっか、ごめっ...。」
向「何もできひんかった。」
目「また、俺、、守れませんでした。」
深「ん。大丈夫だから。」
本当にこういう時、俺たちの最年長は伊達じゃないと実感するんだ。
いつも助けられてばかりでごめん。
でもどうか、俺たちを今回も導いてくれ、最年長。
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黎音(プロフ) - 歌詞の記載はツクールの違反です違反報告しておきました。好きだからこそそこは守っていただきたいです。 (2021年4月30日 14時) (
レス) id: 8788cdf49c (このIDを非表示/違反報告)
たろ(プロフ) - 愛さん» ありがたきお言葉です。 (2021年3月12日 13時) (レス) id: 20716a9fd8 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - とても面白く妄想だけでご飯10杯は、いけます (2021年3月9日 19時) (レス) id: b4cc99af0c (このIDを非表示/違反報告)
たろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！ (2021年2月24日 9時) (レス) id: f9f0865f38 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月24日 9時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しず | 作成日時：2021年2月23日 13時
