Part4 ページ20
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＿深澤side
楽屋に到着したけど、みんな１つの楽屋に集まって、他のグループには入って来ないようにしてもらう。
俺の背中に回したAの腕に力が入る。
深「ん？どぉした、A？」
『たつ、、くん......、、A、いらない？』
深「っ！！んなこと、ぜってぇ言うな。」
『でも、、さぁ...、なんかもう、どうすればいいの？...』
深「...俺は、絶対にAを離さねぇから。１０人で、デビューすんだ。」
『...ちょっと、1人になりたい。』
深「いまは無理。」
『もう！！なんでっ！！！なんで、よぉーー！！』
泣き始めたAの頭を胸にギュッと抑えつけて、背中を優しくさする。
この状態でAを1人にしてしまったら...。考えるだけで俺はゾッとする。
腕の中で暖かさを感じることで俺は、安心するから。
俺のエゴなのは分かってる。でも、どうかそのわがままを認容できない俺を許して。
＿佐久間side
俺らの心も正直ボロボロだ。でも、それ以上にAの心はもっと傷付いている。
１番初めに、俺がAの不安定な時期を経験したのはたぶん、グループを結成した時だ。
あの時のAは、深澤が隣に居なくなるだけで急に泣き出して過呼吸になってしまうようだった。
こんなに頑張ってる彼女の存在を認めない世間に、悔しくて。何もできない自分が１番もどかしかった。
いまはきっと、その時とはまた違う苦しみなはずだ。直接的な口から発せられる言葉だけじゃなく、視界から入るSNSによるアンチコメント。
そんな鋭い刃に傷付き、心だけじゃなく、自分自身で自分の体を傷付けようとするAに、涙が出てきてしまう。
『いつもっ！！いつも、、私は、要らないって言われるっ、、私はっ、、私の居場所はっ、、どこなの...っ』
深「ここだよ、A。お前の居場所は、ここだから。」
『嘘だよっ！そんなの、嘘じゃん！！、、、誰も、誰も私のこと、っ、、、っ認めてくれない、、要らないんっ、だよぉぉ...』
心からの叫びだと思った。
全てを背負ったからこその痛み。
俺たちを守ってくれているからこその辛さ。
スタッフ「すいません。あの、深澤さん...」
佐「あ、今はちょっと...」
スタッフ「実は、…」
深「そうですか。分かりました。...ごめん、A。直ぐに戻ってくるから、ちょっとだけ待ってて？」
『っ！！！も、いい。......大丈夫。』
そう言うと深澤の膝から降りて、走って楽屋から出て行った。
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黎音(プロフ) - 歌詞の記載はツクールの違反です違反報告しておきました。好きだからこそそこは守っていただきたいです。 (2021年4月30日 14時) (
レス) id: 8788cdf49c (このIDを非表示/違反報告)
たろ(プロフ) - 愛さん» ありがたきお言葉です。 (2021年3月12日 13時) (レス) id: 20716a9fd8 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - とても面白く妄想だけでご飯10杯は、いけます (2021年3月9日 19時) (レス) id: b4cc99af0c (このIDを非表示/違反報告)
たろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！ (2021年2月24日 9時) (レス) id: f9f0865f38 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月24日 9時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しず | 作成日時：2021年2月23日 13時
