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▲ ページ30
※ 渡辺 side
目が覚めると、辺りが少し明るかった
カーテンが少し開いていて、眼鏡をかけたAがベランダの椅子に座って携帯を触っていた
毛布を1枚羽織って自分の身体を包み込む
ガラッ
『ん？目、覚めた？』
渡 ｢…ビール飲んでるの？｣
返事の代わりに缶を揺らす
『中入っとけよ』
渡 ｢A寒くないの？｣
『寒いけど』
渡 ｢いい物あるよ！｣
毛布と一緒に彼を後ろから包み込む
渡 ｢暖かい？？｣
『うん、けどさ、逆じゃね？』
Aに手を引かれて、彼の膝の間に収まる
『暖まる〜』
所謂、バックハグ
渡 ｢死ぬ｣
『は？』
渡 ｢臭い｣
『は？』
誤魔化すのに必死
心臓が痛い
好き
.
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作者名：りあ | 作成日時：2019年8月29日 12時
