落ちたそこは戦国時代2【Felix・ピリ】Straykids

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お城についてからも、なんかじっとしていられなくて噴水の前のベンチに座っていた。


ただただぼーっと前を見つめていた。







ﾊﾙﾄ「さっきからおまえ何怒ってんだよ。」


後ろから近づいてきたハルトがいじるように私に話しかけて肩を組んでくる。


『やめてよ』

それがウザくて手で引き離す。


ﾊﾙﾄ「は？何拗ねてんの。


あ、まさか今更戻らないとか言うなよ？

俺と約束しただろ。」



『、、約束？』



ハルトに言われ、前に話した時のことを思い出す。



『、、あ、』


そういえばそうだった。



『、、、。うん。そうだったね』



もう、戻っちゃう？




そうだよ。

方法わかったし。

ヨンボギオッパだって戻れって言ってたし。



私がここにいる必要ないじゃん。





ﾊﾙﾄ「、、ヨンボクさんのことで悩んでんの？」


『はっ？』



そうハルトに言われ思わず声が出る。


ﾊﾙﾄ「はぁ、、

やっぱりそうかよ。



、、もうやめれば？好きなの。


辛いの自分じゃん。」



言われなくてもそんなの、分かってる。




『、、好きなのやめれるならもうやめてる。、


忘れられたら楽なのに。、、




好きなんだもん。』


時代も立場も違う。

いつか戻るって分かってたのに。






ﾊﾙﾄ「なら俺にすれば？」






『え？』



ﾊﾙﾄ「俺にすればいいじゃん。


俺ならずっと離れないけど？」



さっきからハルトの言ってることが理解できない。


『つまり、ハルトを選べってこと、？』




私がそう言うと そゆこと。と言った。




『いや、ハルトのこと今更そんなふうに見れないんだけど？！』


それにハルトは私の事完全に男子扱いだったじゃん！




ﾊﾙﾄ「まぁ、そう言われることは分かってたけど。


いいよ別に。

でも好きだったんだAのこと。


色んな表情するお前が面白くってさ笑」



思い出すように笑った。


ﾊﾙﾄ「だからこれからは1番の親友って事で」


ハルトは私の前に拳を出した。


ハルトの手にグーダッチしてやって言ってやった。


『ふっ笑 当たり前でしょ』




ﾊﾙﾄ「やっぱお前は笑顔が1番いーよ」

急にそんなこと言われるから、知ってるし！って言い返した。


今考えてみると、昔っからハルトは私をよく笑顔にしてくれていたのかもしれない。

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