【NARUTO×結界師】守りたい命の分だけ強くなってやるさ。【第一章 - 8】

其の359 ページ9

鬼鮫「どうしました？」

A「え？あぁ、なんでもないよ」

鬼鮫「ふーん」


A「なぁ、これから暁のアジトに行くのか？」

鬼鮫「えぇ、そうですが」

A「なら、イタチ」


一歩前を走るイタチを呼ぶと、

彼は苦しそうに眉をひそめながら

こちらを振り返った。


やはり万華鏡写輪眼を何度も使った上に、

なんらかの病気が身体を蝕んでいるのか。


イタチ「どうした」

A「アジトに着いたら話がある」


イタチ「......分かった」


鬼鮫「告白ですか？」

A「バカ！んなこと言ってる場合じゃねぇべや！」

鬼鮫「ふふ、あなたたちならそういうこともあり得るかと思いましてね？」

A「まぁ、あるっちゃあるけど、ないっちゃないよ」


――私も私で、何言ってんだか。


イタチ「ないのか？」

A「ハァ、イタチまで何言ってんのさ。

めんどくせぇ......」

イタチ「出たな、Aの面倒臭がり屋」

A「あーあ、イタチまでカカシとおんなじこと言うのな」

イタチ「お前をいじっているとおもしろい」

A「なんだよ、イタチなんてもう知らねぇっての」

イタチ「それは寂しいな」

鬼鮫「(やれやれ。仲が良いのか悪いのか......)」





【まったく！】

其の360 《暁のアジト》→←其の358

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す