其の358 ページ8
サスケの身体が
ピンク色の壁の中に入っていき、
鬼鮫の足元にはピンク色のものが巻き付く。
自来也「残念だのぉ、イタチ、鬼鮫。お前らはもうわしの腹の中。お前らはどうせ、お尋ね者だ。このまま岩蝦蟇の餌にしてやるからのぉ。
ナルト、お前はじっとしとれ！心配いらん、わしの術だ」
イタチ「鬼鮫、来い」
鬼鮫が私を担いだままイタチの元へ走り、
出入り口に向かう。
鬼鮫「壁のほうが早いですねぇ。
このままじゃ......！」
ふとイタチを見ると、
目を閉じて何かを準備している様子が窺えた。
A「イタチ、ダメだ！もうその目は......」
だがイタチは
私の忠告を聞くことなく、
再び万華鏡写輪眼を開き、
片目から血を流す。
なんだ、これは――。
イタチ「
A「(天照......？)」
途端にピンク色だった壁には黒い炎が灯り、
数秒も掛からずいとも簡単に焼き払ってしまった。
これが、
万華鏡写輪眼特有の瞳術。
一度、
本で読んだことがある。
万華鏡写輪眼にはそれぞれ、
初めて開眼したときに瞳術が宿ると。
そして、
私の間眼にもそれに似た瞳力があり、
まず段階がうちは一族と同じく
二つ三つほどあるという。
第一段階として、
私が開眼している“
第二段階が“
そして、
第三段階が
“
ま、
最後の輪廻眼は、
うちは一族の人間も
持っている人は持っているらしいが。
鬼鮫「なぜ退く必要が。
あなたなら......」
相変わらず私を担いだまま
水上を飛び跳ねる鬼鮫が、
隣で同じく水上を飛び跳ねる
イタチに問いかける。
イタチ「今のナルトなら焦る必要はない。それに、俺も当分は一所で身体を休めなくてはならない。
月読はおろか、天照まで使わされてはな......」
そんなイタチの言葉に
ふと気になった点があり、
こっそりと間眼で
イタチの身体を覗き見てみた。
そして、確信する。
この人は、
重い病に冒されている、と。
A「でも、あの程度ならまだ......」
治せるかもしれない。
きっとあの状態なら、
子どもの頃にはもう病に罹っていたと
考えたほうがいい。
だが、
進行状態は割りと遅いほうだ。
【それなら、たぶん――】
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ri_ta0077(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます！基本的にはジャンプアニメですね。赤髪の白雪姫なども好きですよ！ (2019年2月18日 23時) (
レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2019年2月18日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NASHI | 作成日時：2018年2月6日 23時
