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第1話 〈ザ・ロストタワー篇〉 ページ1

綱手『ヤマトに告ぐ。

ただいまより、ナルト、サクラ、サイ、Aの第七班を率いて風の国の砂漠にある“楼蘭(ろうらん)”の遺跡に向かえ。

砂隠れとの盟約によって、抜け忍“ムカデ”を捕らえるんだ』




ナルト「あれか!」


ムカデを追って入った古い建物は、

五代目である綱手姉さんが言っていた

楼蘭の遺跡だった。


やはり、ムカデの目的は――。




綱手『ムカデは、楼蘭の地下に眠る龍脈の力を狙っている。龍脈は巨大なエネルギーの流れであり、四代目火影の術式により封印されている』




遺跡の中心にある、

龍脈とやらを解放する小山のてっぺんには、

言わずもがな

四代目・波風ミナトが封印した証である、

術式クナイが刺さっていた。




綱手『お前たちは、その封印術式を死守しろ!』




テンゾウ「あれが、四代目火影の封印術式だ」


A「あのクナイで封印したのか、あの人......」


封印に使われていた術式クナイとは、

私が飛雷神の術でよく使うクナイと

まったく同じものだった。


さすが、

若くして四代目火影の座に就いただけある。


サイ「Aは四代目火影を知ってるの?あそこにあるクナイ、Aも持ってるみたいだけど」

A「あぁ。ま、詳しくは言えんが、飛雷神の術は元は四代目から教わった術だかんな。

だから、私のクナイもあれと同じなのさ」


テンゾウ「(四代目様が亡くなったときは、Aはまだ産まれたての赤ん坊だったはずだけど......)」


霊が見えるなんぞ、

結界師の血を受け継ぐ私にとっては

日常茶飯事のことだが、

霊が見えないこいつらに

「ミナトさんの霊を見た」などと言えば、

怪訝な表情で見下ろされるのは

目に見えている。


ふと、

遺跡の中心に人影が見えた。


我々の目的である、

ムカデだ。


やがて彼は、

ミナトさんの術式クナイごと

龍脈のエネルギーを体内に取り込み始め、

ムカデの周りには大きな光の渦ができた。


解印を死守しようとしたナルトが

その渦に巻き込まれ、

そんなナルトを木遁で引っ張り出そうとした

テンゾウもまた巻き込まれ、

それを追ってテンゾウの手を掴んだ私もまた、

渦に巻き込まれた。


そして、

サクラがサイの鳥獣戯画によって

救われたところを見て、

私の視界は真っ暗になった。

第2話→



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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!最高の褒め言葉です! (2021年9月21日 0時) (レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NASHI | 作成日時:2018年1月13日 11時

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