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空には満月が浮かんでおり、夜道を歩く私たちを綺麗に照らしていた。



「、、、今日は月が綺麗やな」

「え、?」

「だから、月が綺麗ですね、って」

「川上さん、その言葉の意味知らないで言ってます?」

「逆に俺が知らへんと思う?」

「え、じゃあなんで」

「俺、Aちゃんのことが好きかもしれへんって思って、というか俺、多分Aちゃんのことずっと好きやった」

「え、全く脳がついていってないんですけど、整理してもらってもいいですか」

「恥ずかしいから何回も言わせんとって」

「そうじゃなくって、じゃあなんで今まで私の告白断ってきたんですか、、?」

「Aちゃんがあまりにも俺のことかいかぶってるみたいやから、付き合って格好悪いところ見せて嫌われるのが嫌やった」

「私が川上さんの格好悪いところ見て嫌いになると思いますか!?川上さんってこんなところもあるんだって、私の知らない川上さんを知れて嬉しくなるに決まってるじゃないですか!」



まくし立てる私を見て、川上さんは少し驚いて、すぐに「なんかそんな気もするわ」といつものように口に手を当てて嬉しそうに笑った




「よし、それじゃあもう一回言ってもらってもいいですか?」

「最初のでも結構がんばった方なんやけど、、」

「私は今まで振られるの分かってて何回川上さんに伝えてきたと思ってるんですか」



そう言うと川上さんは、確かに、と困った顔をしたあと、眉は下げたまま、優しくハッキリと私に伝えてくれた。



「Aちゃんのこと好きです。付き合ってください」


私がずっとずっと聞きたかった言葉は、全身に染みて、私の思いと混ざりあい、目から雫となって溢れ出した。



「本当に言ってくれた〜、、かっ川上さん、私も好きです、私、川上さんのこと、絶対幸せにしますからねっ、、、」


泣きじゃくりながらそう言う私を、「普通逆やない?」と笑ったあと、そっと抱きしめ、耳元で囁く。



「長い間待たせてごめん、これからずっと大切にする、もう絶対泣かせんから。」

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氷牙 - りのさん» お願いしまーす。 (2019年9月22日 23時) (レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 氷牙さん» コメントとリクエスト、ありがとうございます!できる限り期待に答えられるように頑張ります〜! (2019年9月18日 2時) (レス) id: 7d5ae6a272 (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - りのさん» 山本さんと夢主が付き合ってる設定でお話を書いて欲しいです。 あと、すがいさんとの喧嘩をお願いします。 (2019年9月17日 6時) (レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - りのさん» めちゃ好きです…ありがとうございます…! (2019年8月17日 19時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 月乃さん» コメント、リクエストありがとうございます!!こうちゃんのお話書いてみたのですがいかがでしょうか、、!お気に召さない点がございましたら、なんなりとお申し付けください!!! (2019年8月16日 2時) (レス) id: 7d5ae6a272 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りの | 作成日時:2019年6月30日 0時

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