白地に水色の ___ ymmt ページ11
( yamamoto side )
今日は近所の花火大会に来ていて、好きな人と待ち合わせをしている。残念ながら、付き合ってはいない。
僕と同じように、好きな人を待っているであろう女の子や、楽しそうに彼と手を繋いで歩いている女の子たちは、みんなキラキラと輝いている。
Aはどんな浴衣を着てくるのかな、白地に水色の花がたくさん咲いた浴衣なんて似合いそうだなぁ、
必然的に視界に入ってくるキラキラ輝く女の子たちを眺めながら、頭の中はAのことでいっぱいだ。
「山本〜！お待たせ！」
「お！、、って、浴衣は！？」
「浴衣って暑いじゃん、こっちの方が動きやすいし！」
もしかして期待してた？なんて言いながら、にひひっと笑うAが可愛いから、つい何も言えなくなってしまう。
大学の友人であるAとは、選択授業がほとんど同じということもあり、入学してから１ヶ月ほどで仲が良くなった。
明るくて自由奔放な彼女に振り回されることも多いが、そこが彼女の魅力だと思う。
「あ、ぐるぐるポテト！あれ食べたい！」
そう言ってパッと顔が明るくなるのも、暑い〜と顔を顰めているのも、見ていて飽きない。というか、可愛くて仕方がない。
ぐるぐるポテトを片手に持ったまま、唐揚げ食べる！と言って屋台の方へ歩いていく彼女について行くようにして歩く。
さすがに座って食べなくては危ないため、他に人のいない場所を見つけ肩を並べて座った。
「おいしい〜〜」
幸せそうに笑う横顔を夢中で見つめていると、彼女が不思議そうな顔をしてこちらを見る。
「もしかして、山本も食べたい？」
「えっ、いいよ、A食べなよ」
「遠慮しちゃって！はい！」
あと一つしか残っていない唐揚げ棒を、嬉しそうな顔をしてこちらに向けている。
これは、もしや、あーん、、？
「？、、、食べないの？」
眉を下げ、首を傾げながら彼女が問いかける。
「、、、食べる」
そんな顔をされては、食べない訳にはいかないだろう。
彼女の手を上から被せるように握り、唐揚げ棒に顔を近づけ、最後の一つを口に頬張る。
「あ、、、美味し！？」
一瞬手を握ったことにかなり動揺している様子の彼女が、勢いよく問いかける。
「う、うん、美味しいよ」
動揺する彼女につられ、自分で手を握っておきながら僕も動揺してしまう。
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氷牙 - りのさん» お願いしまーす。 (2019年9月22日 23時) (
レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 氷牙さん» コメントとリクエスト、ありがとうございます！できる限り期待に答えられるように頑張ります〜！ (2019年9月18日 2時) (レス) id: 7d5ae6a272 (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - りのさん» 山本さんと夢主が付き合ってる設定でお話を書いて欲しいです。 あと、すがいさんとの喧嘩をお願いします。 (2019年9月17日 6時) (レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - りのさん» めちゃ好きです…ありがとうございます…！ (2019年8月17日 19時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 月乃さん» コメント、リクエストありがとうございます！！こうちゃんのお話書いてみたのですがいかがでしょうか、、！お気に召さない点がございましたら、なんなりとお申し付けください！！！ (2019年8月16日 2時) (レス) id: 7d5ae6a272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りの | 作成日時：2019年6月30日 0時
