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『あっ…ぶなッ!』
転けたらどうするんだっとクザンの方に振り返ると真剣な顔で私を見ていた。
『ク「俺ァ"あの時"は糞ガキで、弱かった」
さっきも思ったけど、唐突すぎる。
「今もガープさんや他の奴らに負けることはあるが、……"あの時"みたいに無力じゃねェと思ってる」
「それでも不安になる時がある」
「どうしようもねェ程にこびり付いた傷だ」
「頼む、もしなんかあっても自分を犠牲にするようなことだけはやめて、く、れ……」
泣き疲れたのか私の服を掴んだまま、氷の涙を溢れさせながら瞳が閉じていた。
本来、私はただの学生で今は眠ってるだけで目が覚めれば日常が帰ってくる。私はそこまで深く考えてないと思う、なんたって"夢"だから。
にしても
『動けん』
ぐーっと寝てるクザンに対して私は服を掴まれてて水を取りに行く所か部屋から出ることも出来なくなった。
『こいつ寝てるくせに、力強…ッ』
かくなる上は、
「なァ、俺の服1枚消えてるんだけどなんかしらね?」
「昨日かなり飲んでたからじゃないのォ〜」
「帰宅路にありゃせんのか」
「いやいや、昨日の着てた服はあんのよ。そうじゃなくて衣装ケースから消えててさぁ」
「服がどっかひとりでに逃げ出したんじゃないのォ〜」
「なにそれ、ホラーすぎるわ」
「片手の物はなんだ」
「ん〜これねェ…、なんか今朝起きたら握ってた」
「見せろ」
ちょっとちょっと、何すんのよとか吐かすクザンから見覚えのあるサイズの小さいその服を奪って確認してみるとボルサリーノも覗き込んできた。
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またる - お話面白かったです!これからも頑張ってください! (2020年8月23日 9時) (レス) id: 15db7b492a (このIDを非表示/違反報告)
Marubox(プロフ) - Noahさん» 2回目リクエストありがとうございました! (2020年7月28日 13時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
Noah(プロフ) - 2回目のリクエストです...崖にすわってる夢主と新兵クザンをお願いします...(私のイメージでは消えてしまいそうな夢主に対して...って感じです) (2020年7月21日 22時) (レス) id: 9d3f0fa908 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - まだまだリクエスト受付中ですのでお気軽にどうぞ! (2020年7月21日 22時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - Noahさん» リクエストありがとうございました! (2020年7月13日 22時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Marubox | 作者ホームページ:https://twitter.com/maru_kibun
作成日時:2020年7月1日 23時