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今日は週番の仕事が放課後までに終わらず、みんなが教室から出たあと戸締りをして日誌を職員室に出しに行く
[あれ?A帰んねぇの?]
『週番の仕事が終わってないからまだ帰らないよ?』
[そっか。遅くならねぇうちに帰れよ?]
『うん。またね明日ね柊生』
[おう。また明日な]
今日は杏が部活だから一人で帰るのかな?
柊生と杏はお互いちゃんと思ってること言いたいことを話し、愛を確かめあったらしい
3年間も付き合い続けてるって凄いよね
二人の仲がさらに深まったのはいいことだけど、もうすぐ夏休みが始まってしまう
草川くんとはまだ会えてないし話せてない
夏休みが始まる前にはどうにかしたいんだけど…
1ヶ月会わなくても、話さなくても私の気持ちが変わることはなかった
草川くんが好き
例え傷つくことになったとしても私は草川くんに告白したいし、出来ることなら付き合いたいと思う
『様子見てろって言われたけどいつまで様子見てればいいんだろ、、』
独り言に返してくれる人はいない
何だか寂しくなったのでとりあえず日誌を職員室に届けに行こう
『失礼します。日誌を置きに来ました』
職員室の中に入るとクーラーが効いていて涼しい
5「あ!Aさんご苦労さま」
ちょうどコピーを取りに来たらしい村田先生が声をかけてくれた
『先生、出席簿教室に置きっぱなしだったので一緒に持ってきましたね』
5「わーまたやっちゃった。ごめんね、ありがとう」
体育も、様子を見ながらだけれどもほとんど休まずに出られるようになり
村田先生と松尾先生には凄く喜ばれた
『先生の机置いておきますね』
村田先生にさようならを言って職員室を出て教室へと戻る
再度教室の戸締りを確認して電気を消し帰るために昇降口へと向かった
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作者名:蓮華 | 作成日時:2021年2月7日 17時