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◇
『あの……エース？』
「んー？」
勉強中のAを膝に抱きかかえて肩に顔を埋めているエースは、Aに名前を呼ばれ首に顔を擦り寄せる。
まるで猫のようだと一緒に勉強しているユウは思った。
というか自分もいるんだからそういうことは2人きりの時にしたらいいんじゃないか。
エースはAが事件に巻き込まれてからずっとAのそばから離れようとしない。
授業中はもちろん、食事中、こうして勉強中でも片時も離れようとしない。
Aに聞けばトイレにまで着いてこようとしたそうだ。
『その、エースは勉強しなくていいの？ もうすぐ期末テストだよ？』
「オレはいいの。とっておきがあるから」
「『とっておき？』」
結果発表まで内緒、と何故か勿体ぶるエースはAお腹に回した腕を強める。
さすがに勉強しにくいAがエースに少し離れて、と言おうと顔だけで振り返ると
『んっ！』
待ってました、とばかりに笑みを浮かべたエースが唇を重ねた。
ユウがいる目の前でキスをされたAは慌てて離れようとするが、いつの間にか頭の後ろに回った手で固定され離れることができない。
ユウは目を逸らして僕はなにも見せませんよオーラを出しながら教科書を見ていた。
『んっ、んん…！』
「もう息切れ？」
『えー、すっ！ ユウくんいるのにこんなことっ』
「オレは気にしないけど。気になるならユウにどっか行ってもらおうぜ」
「え、僕がどっか行くの？」
まさかのエースたちが移動せずエースは自分を動かそうとしてくる。
ちらり、とAを見ると目がこう訴えていた。
『(お願いユウくん。一緒にいてっ)』
ユウは察した。
Aが事件に巻き込まれてからエースは片時もそばを離れようとしない。
つまりは夜もそういうことなのだろう。
自分が今この場を離れればAがエースに食べられてしまうのだ。
Aが助けを求めているのなら助けるしかない。
「僕はどこにも行かないよ。Aちゃんと勉強するからね」
「ちっ」
『ほっ……。えっと、じゃあ次の問題は……』
教科書に集中し始めるAとユウにエースは舌打ちをしながらAの肩に顔を埋めた。
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ここ(プロフ) - 星猫さん» 星猫さんの謝罪、受け取りました。 (2021年4月17日 13時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ここさん» 私の自業自得で貴方にも迷惑させて、誠に申し訳ありません。頑張って下さいね。 (2021年4月17日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
とんどん - ここさん» 遅れてすみません、、いえ、伝わりました！ありがとうございます、！ (2021年4月7日 22時) (レス) id: 52e7dcc672 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - どんとんさん» CSSを配布されている方のページに分かりやすい説明も載っているのでそちらも参考にされてみてくださいね^ ^私の説明は分かりづらいと評判でして(^_^;) (2021年4月6日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
どんとん - ここさん» ありがとうございます、！やってみます、、！ (2021年4月6日 22時) (レス) id: 521a74f5be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月26日 9時
