ハッピービーンズデー9 ページ35
◇
「まさかデュースさんが危険を顧みずリドルさんをかばうとは……寮長とAさんを守るためならば当然のことか」
「誰だ！！」
パチパチパチ……一定のリズムで手を叩きながら木の影から姿を現したのはアズールだった。
怪物チームのジャケットを着たアズールにAは慌ててシューターを向ける。
「ふふ、Aさん……いつもは可愛らしいあなたですが、今日は勇ましいんですね。そしてデュースさん、なんて美しい寮長愛でしょう！ ……感動で涙が止まりませんよ」
「アズール……捕縛網を投げたのはお前か！」
「くっ、僕はもう豆がない。寮長、Aっ、ここはいったん逃げましょう……！」
「動くなっ！！」
Aを抱き起こし、手を引いて逃げようとするデュースをリドルが声を張り上げて止める。
「『！！』」
「不用意に背中を見せるんじゃない！ 網以外にも何か捕縛アイテムを持っている可能性がある。見てごらん、アズールの装備を。魔法の迷彩ジャケット、捕縛網……さらにフィールドスキャナーまで入手している」
『あんなに沢山の装備……凄い……』
アズールの装備は向かうところ敵なしと、過言してもおかしくはないほどの完璧な装備だった。
魔法の迷彩ジャケット、捕縛網も数は限られているが、特にこのハッピービーンズデーでレアアイテム、フィールドスキャナーまでもをアズールは手に入れている。
「ふふ、さすがはハーツラビュル寮長。窮地の中でも冷静な観察力です」
「ふぃ、ふぃーるどすきゃなー……？？」
「あのアンテナのついたゴーグルだよ。一定時間ごとに、フィールド上の人間の位置を把握できる。全ての補給箱の中に1つしか入っていないレアな装備……ん？ これはどういうことだ？」
『リドル先輩？』
「どうかしたんですか、ローズハート寮長」
アズールの装備を見たリドルが話すことを止め、何か考えている。
リドルの横に立つAと、少し前に立つデュースはアズールを警戒しつつリドルの言葉の続きを待った。
「補給箱に入っている物資はランダム。狙ってレアな装備ばかり集めることは出来ないはずだ。試合開始からまださほど時間が経っていないのにあれほどの装備を揃えられるなんて……偶然には出来すぎている」
「ふふふ……」
『っ……』
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時間の止まったリス - バルキャンの妖精の男の子のイメージに何故か鏡◯レ◯くんが浮かんじゃいました(当時のリスがプ◯セカにハマっていたことからです) (2022年3月23日 9時) (
レス) @page3 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 夢桜さん» 反応集ですか！それは読むのが楽しみです^ ^頑張ってください♪ (2021年8月4日 13時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ありがとうございます！呼んでみてくださいね！ツ○ステの反応集？も作ってみたので、そちらもみてください！ (2021年8月3日 23時) (レス) id: f6c4d55ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 夢桜さん» 鬼○のお話を書かれているんですね！鬼○は私も大好きなので是非読ませていただきます(*^_^*) (2021年8月3日 17時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - はい！私の無理のないペースで頑張っていこうと思います！今、鬼○の刃の夢小説をかいているので、読んでみてください！ (2021年8月3日 13時) (レス) id: f6c4d55ff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年6月19日 21時
