バルガスキャンプ35 ページ30
◇
「A、大丈夫か。まさかリーチ先輩が現れるとは……びっくりしただろ」
『大物だとは思ったけど予想外の大物だったね。ジャックもさっきはありがとう』
「ああ、気にすんな。ん？ 魚がこっちに逃げてきてないか？」
デュースとジャックがフロイドの飛び込んだ湖を見ると、そこにはこちらに向かって泳ぐ大量の魚の影。
今なら簡単に魚を釣ることができるかもしれない。
陸上部員たちは急いで釣り糸を湖に投げ込んだ。
「もしかしたらフロイド先輩が、Aちゃんのために魚を追い込んでくれてるのかもね」
「アイツはそんな優しいヤツじゃねーんだゾ」
「あはは、僕たちにはね」
フロイドのお陰でAたちが順調に魚を釣っていると、バシャン！ と水面に石が投げられた。
「ったく、今度はなんだ！？」
「どっかから石が飛んできたみたいだな。見ろ！ あれだ！」
『妖精……？』
ジャックが石が投げられた方向を見ると、そこには青く透き通った水の妖精がふよふよと浮いてこちらを見ていた。
その表情は先程の木の妖精と同じで怒っているようだ。
「なにをしゃべってるかはわからねえけど、馬鹿にされてるってことはなんとなく理解できる。これ以上、邪魔をされるのはうんざりだ。ジャック、あいつらをシメるぞ！」
「おう！」
「妖精たちの相手はデュースたちに任せよう。Aちゃんは僕の後ろに隠れてて」
『うん……っ』
デュースたちには妖精が何を伝えているのか分からないようだが、やはりAには理解出来ていた。
自然を荒らすな、人間は帰れと怒りを込めて石を投げている姿にAは思わず反応してしまいそうになるが、ユウの後ろに隠れてやり過ごしていた。
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ここ(プロフ) - ミコミコさん» ミコミコさん、コメントありがとうございます^_^セベクの純粋なところ可愛いですね…！ (2021年12月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミコミコ - セベクが可愛い…………(^^) (2021年12月8日 6時) (レス) @page12 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さん、まさかセリフを覚えてきたとは、Re:startのお話のでしょうか！？もしそうだとしたら凄いです…っ！！ (2021年7月25日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - いやー、セリフ地味に覚えてきましたねw (2021年7月25日 14時) (レス) id: 34ae80e840 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 毎日1話…！もうセリフとかも全部完コピできちゃいそうですね…！応援本当に嬉しいです、ありがとうございます(*^_^*) (2021年6月18日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月7日 12時
