バルガスキャンプ23 ページ18
◇
「うーん……やっぱり黄色いテントはヤダ。オレ、赤にしよーっと」
「待て、フロイド！ ここまで来て、始めからテントを立て直す気か！？」
「そーだけど？」
馬術部の様子を見終わったAたちは最後にバスケットボール部の元にやってきていた。
残り時間は15分。
ほぼ完成しているテントを見てフロイドがまさかの色が嫌だと言い出し、テントを立て直そうとしていた。
「せっかくのキャンプなんだし、楽しみてえじゃん。ウミヘビくんももっと派手な色のテントにしたら？ ベージュとか普通過ぎ。カニちゃんもそう思うよな？」
「答えづらっ！ ちょ、オレを巻き込むのやめてください！」
「はあ……こんな調子でバスケ部は3日間も乗り切れるのか……？」
「ジャミルは寮だけじゃなく、部活の中でも苦労してるみてーだな……」
リドルとは違う意味で振り回されているジャミルにグリムが同情の目を送っていると、フロイドがこちらの存在に気がついた。
「あ〜、Aに小エビちゃんにアザラシちゃん」
「ん？ Aたちじゃないか。様子を見に来たのか」
「あっ。なあなあ、A！ フロイド先輩のテント、黄色でもいいよな！？」
『え？』
Aの右肩を掴むエースは「そうだよな、なっ！？」と圧をかける。
このままフロイドがテントを立て直せば制限時間内に終わるはずがない。
そうなれば嫌でも自分が手伝わされる羽目になるのは目に見えている。
自分が「そのままでいいじゃん」なんて言えば、フロイドが不機嫌になることもわかりきっているが、Aの言うことなら素直に聞くかもしれない。
エースの考えに気がついたジャミルもAの左肩に手を添えた。
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ここ(プロフ) - ミコミコさん» ミコミコさん、コメントありがとうございます^_^セベクの純粋なところ可愛いですね…！ (2021年12月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミコミコ - セベクが可愛い…………(^^) (2021年12月8日 6時) (レス) @page12 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さん、まさかセリフを覚えてきたとは、Re:startのお話のでしょうか！？もしそうだとしたら凄いです…っ！！ (2021年7月25日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - いやー、セリフ地味に覚えてきましたねw (2021年7月25日 14時) (レス) id: 34ae80e840 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 毎日1話…！もうセリフとかも全部完コピできちゃいそうですね…！応援本当に嬉しいです、ありがとうございます(*^_^*) (2021年6月18日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月7日 12時
