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◇
「うお！？ どうしたんだ、2人とも。息止め勝負でもしてるのか？」
湯船に沈んだ2人にカリムは驚くが、エースたちも違う意味で驚いていた。
カリムは間違いなくAを意識している。
そしてその気持ちがわかっていない、なんて純粋なんだ。
だが、その気持ちを馬鹿正直に教える優しさは彼らにはない。自ら教えてライバルを増やしてたまるか。
エースとジャミルは湯船の中で視線を合わせるとお互い頷いて湯船から顔を上げた。
「カリム、それは病気かもしれない。今度帰省した時に主治医に診てもらおう」
「そうそう。しかもAのこと見てたら胸が苦しくなるんすよね？ それなら少し距離を置いた方がいいんじゃないっすか」
「「えっ、そうなのか……？」」
「なんでデュースも驚いてるの……？」
胸が苦しくなるのなら距離を置いた方がいい、そうエースが言うと何故かエペルの横で身体を洗っているデュースも反応していた。
彼もAを想うと胸が苦しくなる1人だった。
「カリム、Aに恩返しをしたいのなら【VDC】で優勝することね」
「ヴィルサン……！」
腰にタオルを巻いたヴィルがルークと浴場に入ってくる。
この合宿で何度もヴィルの裸は見てきたが、その引き締まった身体にエペルは眩しさを感じた。
「やあ、とても楽しそうな話をしていたね。私もAくんに何かお返しをしたいと思っていたんだよ。【VDC】優勝という最高のプレゼントをAくんに贈ろうじゃないか！」
「おうっ、そうだな！」
「っしゃあ！ 気合い入れるぞ、エース！」
「オレ暑苦しいのパス……って言いたいとこだけど、Aの為ならいっちょ頑張りますか」
「ふふっ、そうだねっ」
「とりあえずはカリムは放っておいて良さそうだな」
お風呂場から聞こえてくる楽しそうな声はキッチンで後片付けをしているAとユウの耳に微かに届いており、2人は顔を見合わせて
『ふふっ、みんな楽しそうだね』
「だね」
と微笑んだ。
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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さまコメントありがとうございます！(*^_^*)嬉しいお言葉すぎて何からお礼をお返しすればいいのかわかりません（笑）愛され夢主ちゃんなので存分に愛されてもらってます〜^_^Twitterのフォローまで…！重ね重ねありがとうございます…！ (2021年3月18日 21時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - わぁー！！凄く面白いです！！最初から全部読みました！！！もう本当にどのキャラクターも大好きです！そして夢主ちゃんが羨ましい〜(笑)Twitterもフォローさせていただきました！！ (2021年3月18日 20時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - kさん» 早速読んでくださりありがとうございます(*^_^*)kさん正解です〜♪Yとは監督生のユウくんでした^_^ (2021年3月11日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
k - 考察のお話ありがとうございます！！最初Yの考察で誰だY...と思ったのですがもしやしなくても監督生君ですね！？ (2021年3月11日 17時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ユノさん» ユノさんコメントありがとうございます。オチに関しては以前ご協力をお願いしたアンケート結果や、今後の展開によって考えていきたいと思っております^_^2回目のアンケートをお願いする場合もありますので、その時はまたご意見をくださると嬉しいですっ。 (2021年3月5日 20時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年2月19日 14時
