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◇
デュースとエペルが戻ってきたのは太陽が沈み、空が暗くなった夜だった。
「…………アンタたち、どのツラ下げて帰ってきたのかしら？」
ヴィルから鋭い視線で見下ろされているデュースとエペルをAは心配そうに見つめていた。
「レッスンをサボったばかりか、無断外出。さらに喧嘩までしてきたなんて。今回は正当防衛が認められたからいいものの……乱闘のせいで【VDC】出場停止にでもなったらどうするつもりだったの？ 無責任にもほどがあるわ！！」
「シェーンハイト先輩、ほんと……迷惑かけてすんませんっ！ エペルを無断で校外に連れ出したのは僕です。罰なら僕が受けます！」
「いや、最初にレッスンを飛び出したのは僕です。あと喧嘩を買ったのも僕だ。悪いのは僕です！」
お互いを庇い合う2人にヴィルは鋭く目を据えていたが
「それに、今日、やっとわかったんです。ヴィルサンがずっと言ってた、
エペルの言葉で息を飲み目を見開いた。
「心のどこかでずっと、綺麗とか可愛いにこだわってる奴らのことバカにしてた。でも、ヴィルサンとAチャンが、地元の林檎ジュースを紹介してくれて……村のみんなが大喜びで……。ヴィルサンの言う強さの意味が、やっとわかった気がするんです。僕も、ヴィルサンたちみたいなパワーがほしいと思った」
「フッ…………アタシはね、エペル。人を跪かせるのが好きよ」
まっすぐに見つめてくるエペルにヴィルは不敵な笑みを浮かべる。
「暴力より圧倒的に、演説よりも雄弁に人を跪かせることが出来る力……それが美しさ。だからアタシは誰にも負けないように美しさを研ぐ。世界で1番になるためにね。アンタは幸運にも愛らしさという刃を持って生まれたわ。それを研ぎ澄ますか、錆びつかせるかはアンタ次第なの。肝に命じておくことね」
「はい。僕……もっともっと、強くなります。ネージュも、あなたも倒せるくらい強く！」
「…………へぇ、言うじゃない」
自分やネージュを倒す、と宣言するエペルにヴィルは笑みを深める。
儚げな印象だったエペルはもうそこにはいない。
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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さまコメントありがとうございます！(*^_^*)嬉しいお言葉すぎて何からお礼をお返しすればいいのかわかりません（笑）愛され夢主ちゃんなので存分に愛されてもらってます〜^_^Twitterのフォローまで…！重ね重ねありがとうございます…！ (2021年3月18日 21時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - わぁー！！凄く面白いです！！最初から全部読みました！！！もう本当にどのキャラクターも大好きです！そして夢主ちゃんが羨ましい〜(笑)Twitterもフォローさせていただきました！！ (2021年3月18日 20時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - kさん» 早速読んでくださりありがとうございます(*^_^*)kさん正解です〜♪Yとは監督生のユウくんでした^_^ (2021年3月11日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
k - 考察のお話ありがとうございます！！最初Yの考察で誰だY...と思ったのですがもしやしなくても監督生君ですね！？ (2021年3月11日 17時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ユノさん» ユノさんコメントありがとうございます。オチに関しては以前ご協力をお願いしたアンケート結果や、今後の展開によって考えていきたいと思っております^_^2回目のアンケートをお願いする場合もありますので、その時はまたご意見をくださると嬉しいですっ。 (2021年3月5日 20時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年2月19日 14時
