281.5 ページ44
◇ミニストーリー◇
今日はクリスマス。
オンボロ寮の談話室もゴーストたちによりクリスマスカラーに飾り付けされていた。
「はあぁぁ……Aのいないクリスマスなんて、つまんないんだゾ」
「2回も連れて行かれちゃったからなぁ。はあ、寂しい」
「ワシらがいてやるから元気を出せユウにグリ坊」
「ご馳走はあるけどゴーストに囲まれたクリスマス…………はああああ」
「はぁ〜……」
「ダメだこりゃ」
ご馳走を前に元気のないグリムとユウを慰めるゴーストたちだが、いくら元気を出させようとしてもため息ばかりのユウたちに諦めた。
ピンポーン♪
「ふなっ、Aが帰ってきたのか！？」
「えっ、Aちゃん！？」
バタバタと玄関へ向かうグリムをユウは追う。
「オンボロ寮のユウさんとグリムさんにお届け物で〜す」
「Aじゃなかったんだゾ……」
「今気付いたけどAちゃんならチャイム鳴らさないよね」
「ガッカリしてるところ申し訳ないけどサインお願いしまーす」
「あ、はい」
ユウはサインをして配達員から小包を受け取ると談話室に戻り箱を開ける。
「あ、これAちゃんからだ」
「A！？」
「良かったね、グリムにクリスマスプレゼントだって」
「オレ様の帽子と腹巻！ マフラーまであるんだゾ！ ぽかぽかだゾ〜」
「うわあ、クリスマスクッキーも入ってる！ 嬉しいなぁ。あ、メッセージ入ってる」
【ユウくん、グリム メリークリスマス！ ホリデーを一緒に過ごすって約束してたのに一緒に過ごせなくてゴメンね ホリデー明けに2人に会えるのを楽しみにしてるね A】
「……だって」
「ユウユウ！ ありがとうって言いたいからAに電話かけるんだゾ！」
「ちょっと待ってよ、えーとAちゃんの番号は……これだ」
ユウはAに電話をかける。
コール音が聞こえてきて、数コール目でAが電話に出た。
電話に出たAの後ろではとても賑やかな声が聞こえてくるのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - I am ヲタクさん» 美味しくいただかれてもらいました🥰ごちそうさまです(*´꒳`*) (2022年7月22日 22時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
I am ヲタク - フライド、夢主ちゃん…ごちそうさまです🤤 (2022年7月22日 15時) (レス) @page28 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ガムテープ(主食)さん» フロイドは夢主ちゃんの唇を奪った罪深い男第2号ですっ(≧∀≦) (2021年10月14日 23時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ガムテープ(主食) - なっ！フロイドにべろちゅーされた記憶なんて無かったぞ！だけど幸せ(( (2021年10月14日 18時) (レス) @page11 id: b67168fa9e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ガムテープ(主食)さん» �擦泙任茲Δ海宗��召泙任蓮弔泙�3本ありますね…！読み直していただけてとても嬉しいです、ありがとうございますっ(*´꒳`*) (2021年10月10日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月4日 18時
