Re:start Ⅵ 【ツイステ】 (ページ2)

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「みなさんのところにいなくていいんですか？」

『はい、アズール先輩とお話したくて』

「そうですか。Aさん、改めて謝罪させてください。オーバーブロットしてしまったとはいえ、あなたに酷いことをしてしまいました、本当に申し訳ありません」

『そんな、頭を上げてください。私は気にしていませんから』

「ですが、それでは僕の気が収まりません」

『アズール先輩………。でしたら、おとぎ話のような話を聞いてくれませんか？』

「え？ええ、聞かせてください」

『ありがとうございます。これはある少女のお話です』

少女はとても平凡な家庭で育ちました。

少女はとても明るく裏表のない明るい子でした。

彼女が高校1年生になった頃、新しい友達ができました。

少し引っ込み思案だけれどとても良い子です。

毎日ようにその友達と一緒に過ごし、休日も遊ぶほど仲良くなりました。

次第に友達にも笑顔が増えてきました。

いつものように学校から帰ります。

その日がいつもと違うとしたら朝から雨が降っていたことでしょう。

友達が先に階段を上っていると、降り続いた雨で出来た水溜りで足を滑らせてしまいました。

体勢を崩した友達の身体は、このままでは階段から落ちてしまいます。

少女は慌てて友達の腕を掴みます。

次の瞬間、少女と友達のいた場所が代わり、少女は背中から地面に向かって落ちてしまいました。

そうして打ちどころが悪く死んでしまいました。