リクエスト ページ43
◇
お昼の大食堂、Aはいつものメンバーで昼食を食べていた。
早めの時間に食堂に来たのだが、既に席はちらほらと埋まっている。
食べたいものを選び、空いていたテーブルまで料理を運ぶ。
いただきます、と手を合わて昼食として選んだデュースとお揃いのオムレツをスプーンですくい、口に含んだ。
『ん……っ、美味しい〜……！』
「今日のオムレツも美味いな！」
「えー、そんなに美味しいの？ A、一口ちょーだい」
「こら、エース。Aちゃんの許可なくスプーンを伸ばすんじゃありません。あとグリムもこっそり食べようとしない」
「なんで見えたんだ！？」
Aの許可なく食べようとするエース、盗み食いをしようとするグリムを手で制するユウにAはくすくすと笑う。
賑やかな昼食を楽しんでいると、後ろのテーブルに座っているサバナクロー寮生の会話が何やら盛り上がっている。
その会話はAの耳にも届いていた。
「それレイチェル・ドリーミィの載ってる雑誌？」
「そうそう。Aちゃんの母親だけあって美人だよな」
「それわかる。でもさ、なんか……美人も歳には勝てないっていうか？ なんか老けてきた気がしねぇ？」
「それなー。……ん？ エアコンでも入った？ なんかスゲー急に涼しいんだけど」
彼らは近くにAがいることに気づいていないのだろうか。
いや、気づいていたならそんな会話はしないだろう。
スプーンを持つAの手がふるふると震えている。
「も、もしもーし、Aさん……？」
『なあに、エース』
「あのー、気のせいじゃなかったら魔力が暴走しかけてないっすかね？ オレらの周りだけ突風吹いてんだけど」
『気のせいだよ』
にこにこと笑っているが、その笑みはいつものものとは違うことに、エースは気づいていた。
明らかに怒っている、とてつもなく怒っている。
エースはAが怒っている理由に既にわかっており、落ち着かせようと必死だった。
突然吹き始めた風に、デュースとユウもAの異変に気がつき始めた。
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翡翠 - リクエスト受けてくださりありがとうございます！ここ様がかき終わるのをお待ちしております！ (2021年6月24日 16時) (
レス) id: 8ff121e900 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さんと翡翠さんのお姉さま、リクエストありがとうございます^ ^リクエスト、かしこまりました。 (2021年6月23日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スピカブラックさん» スピカブラックさん、リクエストありがとうございます^ ^カリムとアズールの取り合いのお話と、フロイドとリドルくんが入れ替わるお話、お時間をいただくことになりますが、かしこまりました。 (2021年6月23日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - もう一つリクエストでフロイドとリドルが入れ替わって夢主ちゃんに助けを求める話がいいです！ (2021年6月23日 17時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 1人何回でもokなんですね！わかりました！では、早速リクエストで、ヴィルによってお化粧をした夢主ちゃんがみたいです！あと、姉からで、ヴィルとルークが夢主ちゃんを取り合いするお話がみたいそうです！ (2021年6月23日 17時) (レス) id: e3fc381a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月4日 13時
