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「…………ああ、それは名案だね」
『？』
こちらを見ながらリドルに耳打ちするケイトと、それを聞いたリドルはニヤリと頷く。
Aが不思議そうに首を傾げていると、リドルは
「A、口を開けて」
甘い笑みを浮かべ、フォークに刺したレアチーズタルトをAに差し出した。
その美味しそうなタルトを目の前にAは思わず口を開けそうになるが、小さく首を横に振る。
『で、でも……ダメです……っ』
「早く開けて。でないと……」
『リドル、先輩……？』
フォークを持っていないリドルの手がAの首に触れる。
口を開けないとどうなってしまうのだろう。
Aは不思議そうに大きな目を瞬かせた。
「首をはねてしまうよ」
『ええっ！？』
ハーツラビュル寮生ではない自分が、まさかの首をはねられる。
確かに学園内でもハーツラビュル寮生以外の生徒が、首をはねられている姿を目にすることはあるが、何故ルール違反をしていない自分が首をはねられてしまうのか。
「今さっきね、オレがリドルくんに提案したんだ」
『提案、ですか？』
「そ！ Aちゃん限定の新しい法律を作っちゃおうって」
『えっと、それはどういう法律なんですか？』
「それはね……」
「【Aはハーツラビュルで必ず寮長の淹れた甘い紅茶、副寮長の作ったケーキやタルトを食べなければ首をはねられてしまう】だよ」
『えっ！？』
ケイトがリドルに耳打ちしていたのはこのことだったのか。
まさか自分限定の法律が作られてしまうとは想像をしていなかったAは、驚きのあまり目を大きく見開く。
リドルの告げた新しい法律を聞いたエースたちも驚いてはいたが、すぐに口元に笑みを浮かべていた。
「法律ならしょうがないよね〜。A、オレが食べさせてあげる」
『えっ、エース……？』
「A、僕は首をはねられたお前を見たくない。だからこれを食べてくれ」
『デュ、デュースまで……っ』
右隣に座ったエースがAの肩に手を回してアップルパイを食べさせようとし、正面に座っているデュースは腰を上げ、エッグタルトを差し出している。
左はリドルが差し出すタルト、右にはエースが持つアップルパイ、そして正面にはデュースのエッグタルト。
食べたいのに我慢しているAにとっては誘惑が大きすぎる。
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ミオ(プロフ) - ここさん» こちらこそ書いてくださってありがとうございます(*^^*) (2021年10月25日 15時) (
レス) id: 054e3ea455 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ミオさん» ミオさん、リクエストありがとうございます！デュースとの甘々のお話ですね、かしこまりました(*´꒳`*) (2021年10月25日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - とても素敵なお話ですね！リクエストをしたいのですが、デュースとの甘々を書いてもらうことは可能でしょうか？ (2021年10月24日 23時) (レス) id: 054e3ea455 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ぷかぷかさん» ぷかぷかさん、コメントに応援ありがとうございます^_^リクエストかしこまりました。幼児化した際は人魚と人間の姿、どちらがよろしいでしょうか？ (2021年10月24日 10時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ぷかぷか - とても素敵な作品ですねこれからも頑張ってください。リクエストをしたいのですが夢主ちゃんが幼児化したオクタヴィネルをお世話するお話が見たいです。お願いできますか？ (2021年10月24日 4時) (レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年7月30日 23時
