リクエスト ページ28
◇
「A、少しいいかしら」
授業終了の鐘が鳴るなり1-A組の教室に現れた人物に教室内は騒めく。
それもそのはず。
自分たちの前に現れたのは、ポムフィオーレ寮の寮長でもあり、世界的トップモデルのヴィル・シェーンハイトなのだから。
『ヴィル、どうしたの？』
そんな世界的にもナイトレイブンカレッジでも有名なヴィルに物怖じすることなく、Aはヴィルの元に向かう。
美しいヴィルに可憐なA、2人が並ぶとそこは世界が違うように見えた。
ルークがこの場にいたならば間違いなくこう言っていただろう。
「ボーテ！ 美と美の共演……っ、実に美しい！」と。
「A、この後時間はあるかしら」
『うん。今日はアルバイトもないから』
「それならちょうどよかった。アンタにはこれから撮影する作品のヒロインを演じてもらいたいのよ」
『撮影？ あ、それって少し前にヴィルと読み合わせしたあの作品？』
「ええ。詳しくは準備をしながら話すわ。放課後、映画研究会の部室に来てちょうだい」
『うん、わかった』
Aは数日前、ヴィルに「読み合わせに付き合ってちょうだい」と言われ、読み合わせに付き合ったことがあった。
Aはドラマか映画の仕事の台本だと思っていたが、それはヴィルが考えたものだった。
『ヴィルが考えた台本だったんだね、お仕事のものかと思ってた』
「映画研究会として数ヶ月に1度はアタシが作った作品を撮っているのよ。ベースメイクはこれでよし。いつメイクしても綺麗な肌ね……次はアイメイク、目を閉じて」
『はあい』
Aは目を閉じ、ヴィルに身を委ねる。
異性に目を閉じて、と言われ素直に閉じるAにヴィルは「(信頼されている、ということでしょうけど……ここまで意識されていないとなんだか複雑ね)」と思いながらもブラウンのアイシャドウを瞼に乗せていく。
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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さん、コメントありがとうございます！いえいえっ、読んでいただけているだけでとても嬉しいですっ(*^_^*)蘭さんに楽しんでいただけるような色んなお話を書いていきたいと思っております^ ^ (2021年7月27日 9時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - 本当にいいお話ばかり書かれてて癒されます…！！占ツクではなかなかコメントできなくて申し訳ないです(；ω；)でも、本編と一緒に毎日読んでます！いつも更新お疲れ様です！！(*^^*) (2021年7月27日 1時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 私の事情で突然の決定、申し訳ございません…！たくさんのリクエストをありがとうございました^ ^今のところ再開は考えていませんが、余裕ができましたらまた再開をするかもしれません、その時はまたよろしくお願いいたします^ ^ (2021年7月18日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - honeyさん» honeyさん、ご理解くださいましてありがとうございます…！私もリクエストを書かせていただけて楽しかったです、ありがとうございました^ ^ (2021年7月18日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - リクエスト完全停止ですね…寂しいけど、今までいっぱいリクエストできて楽しかったです！ (2021年7月18日 8時) (レス) id: 98fb8e60a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年6月24日 13時
